GIANT KILLING』に登場するサッカークラブの中で、私が一番好きなのは名古屋グランパレス。
変な髪形の不破監督率いる、リーグジャパン1部で活躍するかっこいいサッカーチームです。



ブラジル人選手3人を主力に大暴れするチームですが、今一つ順位が伸び悩む。
「万年中位」と陰口を叩かれる始末。そこが魅力です。
不破監督はリーグ序盤のプレスカンファレンスで初登場し、嘗て主役チームのETUの監督だったという経歴もあり、いずれクローズアップされることが示唆されてきました。
東京ヴィクトリーや大阪ガンナーズ共々序盤から存在感を見せつけながらも、それらのチームとは実力的に劣る、という構図がたまらない。
ETUがリーグ制覇する上で強敵として挙げるのは東京ヴィクトリー、大阪ガンナーズ、鹿島ワンダラーズで、名古屋グランパレスは回想して貰えない。
『強豪クラブには及ばない中位のチーム』『強敵と戦うための前座』という扱いなのが個人的にツボ。
こういう群雄割拠感のあるスポーツ物は、名古屋のような噛ませ役が必要なのです。
最近話題のマンガでいうと、『弱虫ペダル』の広島呉南工業みたいな。
名古屋グランパレスはホーム・アウェイで二度ETUと対戦し、二戦とも連敗続きのETUが復活するための踏み台にされました。美味し過ぎる。

名古屋は二回とも噛ませで終了、大阪も結局ETUに勝てずに終わりました。
残り8試合、どういう展開になるんでしょ。
横浜、大分、新潟は勝ちで描写省略、2連敗を喫した強豪・鹿島を破り、最後に決着のついていない東京ヴィクトリーを倒してEND…を期待していますが、ジャベリン磐田、清水エスパルス、ヴァンガード甲府の扱いが気になる。
ジャベリン磐田はリーグ初戦でETUが敗北を喫した相手ですし、ヴァンガード甲府はETUのサイドバックだった石浜がいるチーム。
清水エスパルスはETUのGKのドリさんが嘗て所属していたチームで、大阪ガンナーズを抜いて首位に躍り出ています。
清水は描写が少ない割にずっと上位にいたし、とうとう暫定1位になってるのが不気味なんですよね…確かETUは今期一度も勝てていないんでしたっけ。やっぱりそれなりに時間をかけて試合を描きそうだなあ。
磐田や甲府戦も見たいけど、浦和2戦目並みのページ数で終わりそう。完全に省略される訳では無いけど、あっさり終わらせられる気がする。