人間は弱く儚いものなのでしょうか。




僕には、醜く汚いものにしか見えない。

否、見たくない。



信じていたものを失う感覚。

信じられなくなる感覚。




そんなもの、いつでもあった。



醜いと同時に美しいと思う。


矛盾しているのは、当たり前。



弱いから強く、強いから弱いのだから。

この考えを教えてくれたのは、あの人だけど。






信じられないけど、信じている。

目を背けたいけど、目を背けない。


逃げ出したいけど、逃げ出さない。


立ち向かいたいけど、逃げてしまう。




人間は弱い。

人間は醜い。

人間は強い。

人間は美しい。




何も感じられなくなったらそこで終わり。

感じることに意味がある。

絶望でも、恐怖でも、悲しみでも、嬉しさでも、楽しさでも。





それでも、辛いことには変わりないのだけれども。