愛が欲しかった。
だから、誰にでも紡いだ。
「愛してる。」
そう言えば、誰でも愛してくれた。


仮初めの愛でも、
不純な愛でも、
なんでも良かった。


ただ、愛して欲しかっただけ。
私という人間を。
愛して欲しかっただけ。


皆、愛してくれた。
だから、私も、紡いだ。
機械の様に。


「あいしてる。」


「あいしてる。」



「だいすきだよ。」