こっち方面に用事があったので「PATISSERIE ATTACHER
」さんに行ってきました。平日の午後のお伺いでしたが、喫茶スペースはカウンター以外満席。ケーキ屋さんでこれだけ席が埋まるもすごいなあ。
私は今回もお持ち帰り。フレジェ。パティシエがまだ今の店舗を開業する前の３２６で食べたときに「なんておいしいケーキなんだ」と思ったケーキ。期待していたのですが、なーんか、なーんか違うなぁ。ケーキの一体感が昔食べたのと全然違うなあ。何でだろう。何が違うのかなあ。
エクレール・オ・カフェ。期間限定ということで買ってみました。コーヒーのおいしいクリームなのですが、やっぱり定番のキャラメルが一番ですなあ。今度、期間限定のがあってもブレずにキャラメルを買いたいと思います。
ショコラ モワルー。今の時期だけのケーキということで、買ってみました。想像していたよりかなりあっさりケーキ。アタッシェさんのショコラ系は濃厚なのを食べさせてくれる、と勝手に思っていたからかも。軽めの生地の真ん中は生クリームでチョコケーキより、生クリームが目立ってしまったかな。でも木苺のソースが中に入っていたりして、おいしかったです。
日之影。宮崎県日之影町で収穫された、希少価値の高い良質な栗を使用したモンブラン（HPより玄原文ママ）ということで買ってみました。以前、３２６時代に買ったモンブランのマロンペーストは結構栗の味がしたしなーと記憶していたので、マロンペーストだけ一口。「ああ、ねこもちやの栗粉餅に似てるかも？」。。。このねこもちやというのは実家近くにあった和菓子屋さん。お店といっても自宅の土間で販売していて、ショーケースすらないお店。（あったかも。でも上生菓子とかはなかったはず）記憶もあやふやだけど、看板もあったのかも怪しい。でも両親も未だにねこもちやの栗粉餅を越えるものは無いと言い切れるぐらい、おいしい栗粉餅だったのです。もちろん私の人生で栗を使ったお菓子の不動のナンバー１の店。秋になると母親にお使いを頼まれて、お金を握り締め行くまでの道のりは心の中で何度も何度も「栗粉餅１０個とみたらしだんご１０本」（みたらしだんごも売っていました）を繰り返し歩いていってました。次の記憶は土間に立っていて、そこに置いてあるトースターでお店のおばあちゃんがみたらしを温めてくれるのを待つ私。栗粉餅は白い箱に入れられて、おじいちゃんがもって来てくれたような。。。そんな記憶と共に、とにかく忘れることのできないお店。ねこもちやの栗粉餅は栗粉の部分だけじゃなくて、お餅も程よいやわらかさと弾力で、本当においしかったのだよな。時々自分の中で美化してしまっているのだろうか？と思うときがあるけど、やっぱりおいしかったな。小学校に上がる頃にはなくなってしまっていたかも。ちょっと曖昧だけど。
で、このモンブランがねこもちやの味に似ていてすんごくうれしいのだけど、やっぱり生クリームと一緒に食べるとね・・・それがモンブランなのだから仕方がないのだけど。あともう一つ残念だったのが、土台がフィナンシェのような生地だったのですが、ほどよくしっとりはしていておいしいのだけどめちゃくちゃ柑橘系の香りが。３２６時代のモンブランも生クリーム部分に柑橘系が入っていたから、栗に柑橘を合わせるのが好きなパティシエなのですねえ。私は意外な組み合わせよりは、王道を好むので、これならムラング台のほうが良かったかも。栗に合わせるのはカシスまでしかお子様味覚の私には無理ですわー でも少々高めのケーキですが、期間内にもう一度、次は母親と食べてみたいです。
久しぶりのアタッシェさん。ちょっと残念に思ってしまうケーキもありましたが、どのケーキもキレイで一定以上のおいしさが保たれているケーキ屋さんだと思います。私は好き。去年のこたまの誕生日ケーキはココのだったので、今年もそうしようかな？と考え中です。