今年I君が仔引いた猫頭(中国産ライオンヘッド)です。

孵化後の初期飼料にミジンコを与え、それ以降BOCTOK2だけを給餌した結果、見事に発色してくれました。



見ようによっては、緑の金魚です。





GW生まれで現在サイズは6-7センチ。
生まれて1ヶ月半は3-4日毎に換水し、それ以降は古水気味に管理し、2ヶ月に3回程度の換水頻度に抑えております。

BOCTOKシリーズには3という色揚げ飼料もありますが、2のみでも徹底すると、ここまで強い発色層を構築出来るという良い事例です。
ヌルも極めて強く、水ガラスを塗布したような光沢と強い透明感が出ています。
水中に多少のものが入っても、皮膚粘膜に直接接触させない強靭さ=ヌルの強さです。

色素発色層は、色変り前にどれほど良い飼料を食べたかで密度が変わります。大人になっても増えることは増えますが、どんな色になるかは黒仔時代が勝負です。

今回I君は良い種に恵まれる幸運はありました。
しかし、この事象を見てしみじみ思うのは、【その一尾】を生かし抜く力の強さです。
狙った個体の選び抜いた子どもたちだけで最短で世代が継げれば、品種改良にどれほどのブーストがかかることか。
止むを得ず、の繁殖で、ズルズルと曖昧ふわ~っとした形質にボケていく…悔しい繁殖をせずに済むならば、どれほど良いものが巷に溢れることでしょう。
金魚が死なないと売れない、などとアホな題目は金輪際止めにしましょう!
金魚が死ぬから人気がなくなって衰退する。
当たり前のことです。
電気料金高騰は、本来ならば金魚と鯉には熱帯魚から水槽シェアを奪い返すチャンスと捉えなければなりません。
今そうなってないとしたら?
何かを間違えてるのです!

空高く、いきなり晩秋の気配が色濃くなりました。
特に金魚には過酷な温度変化の日々が始まりますが、I君の自家繁殖では良い成果が収穫できたようで安堵しています。

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お読み戴いてありがとうございました🙇🙇🙇