余震がやっと落ち着いてきた気がします。。。

この地震で、たくさんの方のかけがえのないお気持ちをいただきました。


地震後、オットが出勤してしまった不安な日に、「不安だったらおいで」と呼んでくれた

姉のような親友の双子とそのお母様。

心配してメールを下さり、足りない物資はすぐに送ってくださるから遠慮なく言って!と申し出てくださった

yuriko先生宮澤奈々先生

お母さんがんばって!と優しい喝を入れてくださったCoomie先生

フォト友達の皆さんや、深刻な被災地、岩手や宮城に住む友達までも、わたしの心配もしてくれて。。。

yuriko先生のお教室で知り合ったステキなお姉さん。

この記事 を読んで、Kさんがわたしを心配してくださって

yuriko先生にメッセージくださったこと、yuriko先生がわたしが被災地に住んでいることを

明記しないように、配慮しながらKさんのメッセージを伝えてくださったこと、すぐにわかりました。

おうちはあちこち壊れたりしていますが

皆さんの優しい気持ちに触れて、胸がいっぱいになりました。

わたしの大好きな人たちが、みんなステキな人たちで本当にうれしいです。


゚・*:.。. Fairy Tale * Flower Magic.。.:*・゜

地震当時、わたしは初めての手作りシュウマイを作っていて

せっかくだから、一人づつミニ蒸籠にいれてテーブルに並べようかな~と思って

100円ショップへ買い物に行っていました。

そこで地震が起こり。。。

待機している間に、誰かが宮城で震度7って言ってるのが耳に入ってくる。。。

危ないと思いつつも、1回目の地震が落ち着いたころ、自宅へ戻り

貴重品と防災グッズを持って、外へ出ました。

家の中はいろいろなものが倒れていて、傷がついてたり

足の踏み場もないほど食器やブーケが粉々に砕けているのを見て、ショックでした。

階段を下りている途中で「大丈夫でしたか?」と声を掛け合う住人さんに

ちょっとほっとしながら公園へ避難。でも誰も知りあいはいない。。。


しばらくすると2回目の地震。

一人ぼっちで公園にうずくまり、考え込む。

どうしよう、もう1時間も電話もメールも、ネットもつながらない。。。

メールも電話も規制しているとの案内だけが届く。

きっともう、落ち着くまではつながらないんだ。

みんな心配しているはず。ムスコは?ムスコは幼稚園の先生がついてるから絶対大丈夫!

オット。。。体が不自由なのに、逃げ遅れてないかな。

きっとフォローしてくれる人もいるはず、絶対大丈夫!

ムスコに会いたい!オットに会いたい!この公園にいる人たちはいつになったら動き出すんだろう。

だれか、もう移動しても大丈夫って言って!

そうやって大丈夫と思いこむ気持ちと不安な気持ちが交差する中

小さな地震が続くものの、大きな地震が来ないので、意を決してムスコを迎えに行くことにしました。

うちは普段機械式駐車場に車を収納していますが、この日は幼稚園へお迎えに行く予定にしていて

車で100円ショップに来ていたのですぐに迎えに行くことができました。

半泣きで「今行くからね!大丈夫だからね!待っててね!」とつぶやきながら

途中の崩れた外壁や盛り上がる地面、曲がった信号を横目に幼稚園へ。

停電で信号がほとんど止まってる。。。でも、みんな譲り合って交互通行してる。。。


幼稚園へ着くと「あ、ムスコ君、ママ来たよ!良かったね!」と笑顔の先生。

「ちょうどお昼寝中だったので、先生たちでバケツリレーみたいにお庭に避難したんですよ」

「子どもたちはお昼寝していたので何もわかっていません」と笑顔の先生。

先生ーーー。

先生だって自分の家や家族や今後の地震も心配なはずなのに

笑顔で子供たちに接してくれている先生。本当に本当に感謝です。

ムスコは「a*chuちゃん、今日はお迎え早かったねぇ~。まだ夜じゃないよ?」って

のんきにハグしてきて、怖い思いをして泣いていなかったのだと安心しました。


幼稚園からオットの会社までは10分弱なのでそのまま、会社へ。

会社に着くと外で、社員が点呼を取っていました。

わたしの車が通りかかったのを見つけたオットが近寄ってきて

「電話が通じないし、メールの返事も来ないし、mixiのつぶやきにも返事ないから心配した。

無事なら、ここへ来るだろうと思っていた。双子も無事だよ。a*chuだけ反応ないから、心配してる」

と。

家族3人無事でほっと安心したら実家から連絡。

両実家とも無事でした。

わたしの母だけ、お友達と出かけていて帰宅難民になったそうですが

すぐに私大の体育館が避難所として案内されて、おにぎりをもらったりしたそうです。


中学高校を仙台で、大学から結婚するまで盛岡にいたわたしなので

今は連絡取ってない人たちも含めてたくさんの人が被害にあわれたと思います。

連絡取ってい友達とは全員無事が確認できて。。。

でもTVのインタビューで嘆く人たちの聞きなれた訛りを聞いていると

全員知り合いのように思えて悲痛な叫びが胸に痛いです。。。

゚・*:.。. Fairy Tale * Flower Magic.。.:*・゜

お店もやっていない、ガソリンスタンドは何キロにも及ぶ長蛇の列。

ずっと食欲もなく、恐怖から眠れなくてだいぶ体力を消耗しました。

そんなとき、ガソリンを入れに行ったついでにオットが近所の農家さんでいちごを買ってくれて。。。

おいしくて、申し訳なくて、涙が出ました。

萎れていた顔に表情が戻り、オットは心から安堵した声を出しました。


地震からもうすぐ2週間。

少しづつ、日常が戻り始めていますね。

わたしも経験のために修行のつもりで新しいバイトを始めました。

これから何が自分にできるのか。

募金、節電、譲り合い。。。

一番大切なことは時間が経って気持ちが風化するのではなく

この地震で体験したことを忘れないことだと思います。


ひとりで頑張っているだけでは生きられない。

周りの人に支えられて、大切なものを守りたいと思う気持ちが力になり

「生きて」いるのだと、実感しました。