四柱推命鑑定-天皇の料理番:秋山徳蔵 | 風水住宅プラン

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皆様、日曜日の夜9時からTBSテレビで放送されている「天皇の料理番」というドラマをご存じでしょうか?
大正天皇・昭和天皇の2代の料理を取り仕切った秋山徳蔵(あきやまとくぞう)氏を主人公としたドラマです。

秋山徳蔵氏は大正から昭和にかけて宮内省(宮内庁)で主厨長を務め、天皇家の日々の食事や数々の公式行事の料理を統括しています。
後に「天皇の料理番」と呼ばれています。
日本の西洋料理の先駆者としても知られ、著書『仏蘭西料理全書』は、西洋料理を学ぶ者の「バイブル」といわれました。

ドラマの秋山徳蔵役は俳優の佐藤健さんが演じていますね。
ドラマの中ではかなり破天荒で面白いキャラになっています。
何故私がこのドラマを楽しみ観ているかというと、主人公の秋山徳蔵氏が我が福井県出身だからなんです。
かなりミーハーに理由ですね(笑)

先月、福井県立図書館に行った時に 「天皇の料理番-秋山徳蔵の貴重書展」が行われていました。

著書の『仏蘭西料理全書』と『カクテル』が展示されていました。
両書共に辞書並の分厚さで、料理のレシピがぎっちり書き込まれていました。


そこで疑問に思った事が、ドラマの破天荒な秋山徳蔵氏と、辞書のような書籍を書いた秋山徳蔵氏のイメージの落差が大きいということです。
そこで興味本位で、四柱推命鑑定を行ってみました。

鑑定結果は、「あ~やっぱり!」と納得する事と、「意外だなぁ~」と驚いた事がありました。
納得したのは、命式の月干・正印が非常に強い事と、正印が喜用神である事、月干・正印と年干・正官が横並びになっている事の3点です。
正印が強くて喜用神になっている人の特性は以下のようになります。
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正印(印綬)とは、智慧を学術を代表しています。
ですから、正印の強い人は教育関係の仕事につくと成功する可能性が高くなります。
何か行う時は理論を重視しますので、物事を選択する時は良い意味で頑固になります。
仕事の態度は真面目で、どのように自分の仕事に知識を活用すれば理解しています。
研究心と芸術への意気込みに富んでいます。
正印が強ければ、責任感・正義感が強く、思いやりがある人になります。
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命式上の正印が強烈に強く、かつ文筆家に非常に多い[文昌(ぶんしょう)]という神煞を持ち合わせているので、辞書のような文献を残したのも納得です。
また月干・正印と年干・正官が横並びになっている事を「官印双全(かんいんそうぜん)」といいます。
官印双全の人は大きな組織の中で権威が高くなるとされています。
高級官僚の中によく見られる命式です。
秋山徳蔵氏は宮内省(宮内庁)で長期に渡って主厨長を勤めてきたのですから、正しく出世した高級官僚ですね。

意外に思った事は食傷(食神・傷官)が無いことです。
産まれた時間が分からないので、時柱にはあるのかもしれませんが、それでもこれだけ正印が強いと食傷があったとしても力を発揮する事が出来ません。
四柱推命鑑定師の共通の認識として、料理人に必要だと思われる六神は食傷(食神・傷官)になります。
料理のように、手でモノを作る作業は食傷が強い人が得意だとされています。
ですから、秋山徳蔵氏の名前を伏せ命式だけを見せて「料理人」と言い当てられる鑑定師は殆ど居ないでしょう。
また、食傷(食神・傷官)が無く印星(正印・偏印)が強い人は行動力が全く無いと言われています。
思考し計画はするけども、全く行動しない人とされています。
逆に、食傷が強くて印星が無い人は、何も考えずに直ぐに行動すると言われています。
しかし、明治から大正時代という時代にフランスで修行した秋山徳蔵氏に対して「行動力が無い」とは到底言えません。
現代とは違い、東洋人の差別が激しかった時代に海外で修行するという事は、もの凄い行動力・実行力だったはずです。

私も含めて世の中の四柱推命鑑定師が反省すべき点は、六神を単純に解釈して職業を決めつけないことです。
印星(正印・偏印)が強い料理人・秋山徳蔵氏の成功は、料理人と言っても色々なタイプがあるという事を考慮しなければいけません。
印星(正印・偏印)が強い料理人は、師匠が教えてくれる技術を正確に学び取り、学んだ通りに弟子に伝承する傾向になります。
食傷(食神・傷官)が強い料理人は、師匠が教えてくれた料理を直ぐに自分流にアレンジする傾向が強くなります。
創作料理が得意な「天才料理人」と呼ばれる人は、食傷が強いタイプです。
しかし、明治~大正~昭和初期にかけて必要とされていたことは、海外の一流の技術をキチンと習得し、その技術を正確に日本に伝えることです。
フランスの超一流のホテルで料理を習得し、正確に日本に伝承することは、その時代で最優先されたニーズでした。
印星(正印・偏印)の強い料理人・秋山徳蔵氏の成功は、時代のニーズに適合したと言えるでしょう。

今週の日曜日はドラマ「天皇の料理番」の最終回です。
この記事を読んだ後でドラマを観てみると、また違った面白さがあると思いますよ。

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