その人は、なんどでも。
お前にそんな力はないんだから。
そんな能力はないんだから、あきらめなさい。
と、くりかえす。
なんでだろうね。
なんか、ビリビリする、
という感受性の高さを、
見なかったことにして。
こんなの、普通の世間だったら生きられない
といいながら、
広げすぎた風呂敷を、
まだ無理してひろげようとして苦しむ。
わたしも大概マゾだと思うけど、
あなたには敵わない。
どうして、そんなに必死であきらめようとしているの?
どうして、そんなにおびえて、
怒り散らしているの。
ほんとうは知ってるのよ。
どうして、諦めた過去を、
そんなに大切に抱きしめているの。