なにか、重要なことを言われる、と体が察した瞬間、本当にわたしの体はこわばる。
これは多分わたしの月かに座がずーっと幼い頃から蓄えてきた、防衛本能なんだと思うけど、ほんとに、がしっと、固まるのね。

昔、横浜にいたときの職場で、なにか、上司やスタッフが難しい顔でやってくると、わたしは一番に「それは、わたしの人格を揺らがすものですか???」って訊いたりもした。
なかなか訊いたりできる間柄になるには時間がかかるけどね。

それぐらい、本当に恐ろしかったの。
あまりに地に足がついてなくて、頭で、それよりも上で一生懸命耐えようとしてたから。
あっという間に足元すくわれる。
基本的にわたしの存在を肯定するものなんかなくて、いつも生きるか死ぬか、ギリギリで生きてたから。


それは、わたしの体にしみついていて、なんどでも繰り返す。


なんでだろうって思う。そりゃわたしが至らなかったり、踏ん切りが悪かったりするんだけど、宇宙はわたしに優しいはずなのに、なんでこんなこと繰り返すんだろうと思ったら、やっぱりわたしは、どん欲だからだ、と思うの。
わたしの魂は、おもうよりずっとどん欲。
きっちり自分の感情や体験をすっきり根こそぎさらって、吸い尽くすまでは、何度だってやるのよ。


やっぱ、開いてるかどうかと、関係あるのかしら。


やっぱ、わたしは4番で甲殻類多い星座だから、ガチガチになっていて、だからでこぼこがうまくマッチしなくて、何回も繰り返す必要が出てくるのかしら。


もっとでろーって、アメーバみたいになりたいね。わたしは、わたしなんだから。もっと。でろぉって、吸着マットみたいに、根こそぎ。



べろりんちょ、みのり。