ありがとう大好き

って人に伝える

っていう効果がすごすぎて、

ある人に滞ってた思いを告げた時の話。

 


***



そのひとは、ちょっと前まで、私の中で
存在の大きかった人で、
でもふりかえると、恋とかとは全然違うんだけど。


妙に魅かれるんだけど、
それが、好きなんだか、嫌いなんだか、
全然わからなくなって、
でもその惹かれ具合が強烈すぎて、
いろいろ学びをくれた人。



おもえばさ、その彼の存在をうまく昇華できないって、
わたしの心の中で大きな容量を占めてるなーってことに気づいて。



なんか重い!いやだ!って思って、
かなり久しぶりに連絡を取ってみた。

 

まあ、彼は特段不思議な人で、簡単すぎる人生というゲームを、
どれだけ難しく生きるかに命かけてるみたいな人だから、

 

相変わらず、不幸そうな顔してた。
(まあ、ざまあみろとは思ったよね真顔。あたしに冷たくするからだーチュー音譜


でね、こんなことを伝えてみた。






「なんか、ここのところ、ずっと素直になってなかったんだけど、
わたし、あなたのこと、恋愛的にかどうかは置いといて、
すごく好きだったみたい。

あなたのめんどくさすぎるところに、いらいらしたり、むかついたり、

自分と照らし合わせて、絶望したりとか、いろいろしたけど、
あなたが教えてくれたことは本当にたくさんあるし、
あなたを通じて、たくさん友達もできたし、
ほんとに出会えてよかったと思ってる。


ただいやだったのは、私たちが目指してる先って、
本当の自分を生きるとか、自分の特性を生かすとか、
そういうところ、一致してるはずなのに、
それを共有できるってことがとてもうれしかったのに、
ほんとの気持ちや思いを伝えるたびに、
及び腰になってくあなたがすごく嫌だった。


あなたとのやりとりで学んだことは、
わたしの愛はいつも一途であるということ。

それが恋愛の領域にいようと、仕事という領域にいようと、
私の愛はいつも相手に向かって一直線なんだ。

それを、あなたの今の状況が受け入れられないからといって、
全部拒否したり、無かったことにしようとするのが、
わたしはとても悲しかった。

「ああ、わかるよ。ありがたいとは思っている。
でも応えられない。」

せめてそんな風に言ってくれたら。

私の気持ちは報われたんだけどな。

これはきっと、あなたが仕事とすることや、
人生を生きる上できっと大事なことだと思うし、
現に私の生きる方向性にとても影響を与えるから、
おせっかいだけど言いたかったこと。

まぁ、なにはともあれありがとう。」




そんな感じで、お話をしました。

一方的に。

彼は、

 

「うん」

 

とか

 

「おおお」

 

とか

なんだかよくわからない反応をしてた。

 


「絶対素直になんかなるもんかビックリマーク

って仮面を
しっかりかぶって対応してた。


男の人って大変なんだな、って本当に思う。


彼は、このことばが
響かないほどばかでも、愚鈍でもないし、
 

すなおになったほうが
得られるものや成長の機会はたくさんあるって
わかってるのに、

それでも、見えない何かや、
社会的な圧力(だと彼自身が思っているもの)に
屈してしまうように体の構造がなっているのかなって。

そうしつけられてしまったのかもって。


彼は、めんどくさい人生が好きだけど、
妙にピュアなところがあるし、
いろんな変な学びもしているから、
比較的開かれているほうの人だと思う。

 

その彼でも、こんななのだから、
だったら、ふつうの男の人の
閉ざされ具合ってすごいだろうなって。


ほんと、男の人って大変。



でも、わたしはとってもすっきりした。


相手の反応にかかわらず、ほんとの気持ちを伝えらえる私って、
なんだか愛おしいなって思えるようになってきた。

 

 

そうだね、

 

恋って自分を愛するためのプロセスかも

って思いだしたのはこのころ。

 


つづく。