思春期は第2の出産の時期 | フォルスクラブの学習システムで楽しく子育て

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新しい家庭学習イーラーニングのForceClub(フォルスクラブ)で勉強する4人の子供たちのママが体験記を綴っています

引き続き学校のカウンセラーさんの講演からです。

思春期についての説明のときに

「さなぎの時期」 という言い方していました。


カブトムシのさなぎの話をされて、

さなぎの時期が一番大切で、振動やショックを与えないように

そっとみまもってくださいって説明書に書いてあったそうです。

さなぎって固い殻に守られているから中見えなくて、

どうなっているか、生きてるか死んでるか不安になって、

のぞきたくなるけど、

殻を破って中をのぞいたりすると死んじゃうんだって。


「固い殻に守られているからこそ安心して成虫になれる」 


とのことです。

前回の過保護とかにもつながりますよね。

子どもを信じて、黙って見守ることの大切さを感じました。


思春期は、第2次性徴期とか、第2次反抗期、自意識の目覚め、

アイデンティティーの形成...

発達心理学の授業ではそんな言葉で教えられたけど、

心も体も大人になるに向けて変化する時期なんですよね。

変化の時期だから不安定にもなる。

だからこそ、周りの大人がしっかり見守っていってやらないといけないんです。


もうひとつ言っていたのが

子どもから大人に生まれ変わる時期ということで、

親の側から見れば 「第2の出産」 と言えるということです。



個人差はあるにしろ出産って痛いし苦しいですよね。

親も子も。

赤ちゃんだって真っ赤になるくらい苦しんで狭い産道抜けてくる。

母親だって、命がけですよね。


第2の出産なら苦しくて当たり前。


ただ、今度の苦しみは体じゃなくて心の痛みですね。

子どもから大人へ心が生まれ変わる産みの苦しみなんですよね。


でも、親の私は子どもがそんなにもがいて苦しむ時期だってこと

ちゃんと認識してるかな?

ちゃんと一緒に苦しんで、いきんであげてるかな?

...って考えさせられました。


マタニティ教室で言われるじゃないですか~

お母さんが苦しいときは赤ちゃんも苦しいのがんばっているんだから、

赤ちゃんに声かけて、一緒にがんばりましょう!...って。

赤ちゃんもがんばってるんだ~って思うと

痛くてもがんばれるってとこあるじゃないですか。


第2の出産はどうなんだろう~

出産のとき赤ちゃんもがんばってるんだ~って思えたから

痛みに耐えられたのに

子どもが心の産みの苦しみ感じてるとき

知らんふりして

子どもの苦しみ見逃していませんか?

一人で苦しませていませんか?



逆に子どもが反抗することで、

自分がしんどいことばかり考えて、

まったくうちの子は~なんで言うこときかないの~って

自分の気持ちにばかり心が向いてしまっていませんか?



第1の出産のときと違って、

へその緒でつながっていないからね。

見えない心の絆きちんと作っていないと

一緒にがんばれなくなってしまうのかもしれませんね。


次回は 「子どもの世界に触れてみる」