TOKYOハンバーグの

「しゃぼん玉の欠片を集めて」

という作品を見に行ってきました。

お芝居自体、これまであまり見た事がないので、ほんとに楽しみにしてました。


一人暮らしのおばあちゃん、そしてその家にやってくるお掃除業者さんや家族の葛藤や人間関係のあり方のようなものがテーマなのかな…

大きな事件はないけれど、誰もが経験する日常のようなもの、あ、こんな親戚のおばさんいるなぁひらめき電球とか、こんな会話聞いたことあるひらめき電球そんな感じ。

日頃ドラマなんかで、展開の早いものを見慣れているせいか、変に深読みしたり、誰かを悪者にしたりしてしまいそうになったけど、そのゆったりした日常の世界…その中でふと考えさせられる一瞬があったり、役者さんの表情に心動かされたり…

見る人によって、その考えさせられる部分や、感情移入の仕方も変わってくるのかなぁ~って思いました。

私は今まで、悲しい孤独死をされる方をたくさん見聞きしてきました。

仕事と直接関わりもあるので、お年寄りの一人暮らしについても、日頃から色んな問題、課題を抱えています。

また、残念ながら、そんな弱い立場の方を食いものにするような業者がいるのも確かなんですよね。

あ、話が逸れましたが、今回のお話は悪者なんていません。みんなそれぞれが考え、葛藤して、答えを導いてる…
そして、どれが正解なのか??それも明確なものは何もないけれど、一緒になって考えるきっかけを与えてくれるような…そんな作品でした。

実際に…だれもが「波乱万丈」のような人生を送っているわけではないし、平凡な中に潜んでる問題のようなものにふと気付けたような、そんな気持ちです。

おばあちゃん役の久松さん、最初の登場がすぐ目の前だったので、その迫力に圧倒されました。

「台詞なのに、台詞じゃない」ほんとにそんな感じで、普通にその場で発せられた生の言葉のようなんです。ゆっくりゆっくり話す様子や、わかってるのにとぼけてるの??って感じ、本当にこちらまで、おばあちゃんと会話してるような気持ちになりました。



そして、相原さん。
相原さんは、お掃除業者さんです。バリバリ仕事ができる感じで、なんだか相原さんにぴったりの役でした。
ハウステンボスで相原さんの晴美ちゃんを見て以来、いつかお芝居が見れるといいなぁと思っていたので、今回、見れて本当によかったです。

他にも味のある役者さんや、可愛らしい役者さんがたくさんいましたね。

お芝居は初めてでしたが、すごく近くで、迫真の演技をされるので、とても新鮮で感動しました。

東京はいいなぁ~。
いつでもこんなお芝居やミュージカルが見れるんだもの…




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