ミュージカル「楽園」プレビュー公演

ハウステンボスのショーやパレードでスイセイさんを知ってファンになり、本公演で初めて観た作品が2012年の4月、東京公演の「楽園」でした。

ミュージカルとしても人生初の作品で、鳥肌が立ったのを今でも鮮明に覚えています。テーマパークでは基本、元気で楽しく盛り上がるショーが主体ですが、それとは全く異なる世界観の作品に、いつも観ていた皆さんの別の一面や魅力を感じ、またまたさらにぐ～っと引き込まれていったのでした。

ここから、私のミュージカル好き人生の幕開けと言っても過言ではないかな？？スイセイ作品に関わらず、ミュージカルを観る機会が本当に増えました。

人生の楽しみも増えました。

さて、前置きはこのくらいにして…^^;

「楽園」

舞台は1940年代のハワイ。戦争を通して変化していく環境と人の心、日系人の苦悩と悲しみをハワイに住む日系人(治子)の目線で描いた作品。ハワイの美しい風景や、伝統舞踊、カフナの神秘的な要素も加わり、なんとも透明感のある素敵な作品です。

戦争の話というと、重く悲しいお話かと思われるかもしれませんし、実際そうなのですが、それだけではありません。

星司とレイラーニの出逢いや惹かれあっていく様子には、忘れていた(？)新鮮で純粋な恋心にキュンキュンしたり、友情っていいなぁ♪と感じたり、何でもない日常がとっても幸せだと感じたり、美しい風景や伝統舞踊に見とれたり、それぞれの親子のあり方に自分自身を重ねたり…

全体的に涙が止まらない作品ではありますが、涙の種類ってこんなにあるんだっけ？？

と、自分でも、自覚していない色んな感情を揺さぶられる作品だなぁと思います。

そんな思い入れもあって…

冒頭の亜矢子(香織さん)の歌から、約3年前に観た時の感動がぐわ～っと一瞬でやってきて、早くも涙目に…(;^_^A ｱｾｱｾ･･･

さすがに早すぎでしょ！！と自分で自分にツッコミつつ、観劇を楽しみました。

やっぱり、歌の力ってすごいですね。

皆さんの歌声を聴いていると、本当になんとも言えない、感情を揺さぶられます。「楽園」の音楽ってすごく綺麗で美しくて、心が洗われます。

なんとなく、前回と変わったかなぁというところもあったけど、前回から時間も経ってるし、たくさん観た作品ではないので(今回3回目)その辺はぼや～としてます^^;でも、やはり素敵な作品でした。

今回はこのプレビュー公演以外は、演劇鑑賞会のみということで、会員さん以外は観れないそうですが、ぜひ、全国公演や学校関係でも上演して欲しい作品です。戦争を知らない(私もそうですが)若い子達にも観て欲しいなぁと思いました。

あ～>_<まだまだ何度も観たい作品です。

今回、キアヌ役で出演されていた丹宗立峰さんは、「クリスタリア」CDの王子役もされており、先に「レ ミゼラブル」や「ミスサイゴン」などでのご活躍を拝見していたのですが、今回はスイセイさんの「楽園」でも観ることが出来て、嬉しかったです。

真衣さんのレイラーニや、植月さんのカレアもと～っても気になります。でも、、、贅沢ばかりも言ってられないですね。

お楽しみも取っておかないとね^^;

また再演を心待ちにしたいと思います。

今年は劇団スイセイミュージカル創立20周年！！

まだまだ、お楽しみがたくさんあります。

「広い宇宙の中で」やコンサート形式の演目など、私は初めての物も多いので、本当に楽しみで仕方がありません。忙しくなるよ～！！（笑）

《創立20周年記念ラインナップ》