まだ若く、現役のショードッグだった頃のモナちゃん。
Free as a dog.

Free as a dog.

Free as a dog.

いまのモナちゃん。
Free as a dog.

Free as a dog.

目が優しくなったとか、

表情が穏やかになったとか

言われますけど



ぜんぜん

中身はかわってません(^_^;)



ファミリーと認めればもう、怒らないしぜんぜん穏やかだし

どちらかというと引っ込み思案なほどだけれど

ファミリーと認めない者に対しての態度はまったくもって

昔と変わらず、血の気が多いわけで...。




あと51分で8月17日。


モナちゃんの、バースディ

だよ。

あいかわらず超げんきなモナちゃん

旅行やお出かけが大好きなモナちゃん

食べることしか頭にないモナちゃん

枕もとで寝るモナちゃん




モナちゃんは、ピュアで、ひとすじで、そういうところが

かわいいよ。



モナちゃんに教えてもらったことは山ほどあるけど

「ムリなものはムリ」

ということが、いちばんの教えだとおもいます。




よその犬が嫌いなものは嫌い。

ムリに仲良くするのもムリ。

喧嘩してしまう本能も直すことはできない。

だけど、その個性をちゃんと理解してつきあえば

さほど大変なことではないのだと。



むりくり、人間の都合に合わせようとするからこそ

悩みが生まれるわけであって

モナちゃんは、よその子はダメだけど

家族となら仲良くできるわけだから

家族が友だち

それでいいよね、とおもいはじめてから

格段に気が楽になった。

ドッグランに行けずとも、海や山や川に、ファミリーと一緒に行けば

モナちゃんはじゅうぶん楽しいんだとわかった。

モナちゃんは誰かとお友達になりたくないのに

お友達をつくることを強制したら自分のエゴだなあっておもった。

個性ということを理解する犬育てをしようとおもったのも

モナちゃんが教えてくれたことです。



モナちゃんは怒るとちょっとこわいけど、

モナちゃんのかわいさは、打算のないところで

ものすごく純粋です。

そして、ジャックらしさというのも

ものすごく強いから(昔のジャックの子たち独特だね)

それもまた魅力のひとつ。




仲良くしなさいとか

なんでほかの子を拒絶するの?とか

悩んだりため息をついた日々も、もう遠いむかしで




もう、9歳になるけど怒りっぽいモナちゃんも

笑い話で、

空気のような存在です。



子や孫と一緒にいるモナちゃんは、子や孫よりずっと頼りない感じで

なぜか孫のなかでも男の子たちはお気に入りで、モナちゃんから遊びに誘ったり

なぜかくっついて寝たりしています。




ごはんは3秒ルールで3秒でたいらげてしまうモナちゃん。

ボールは100回ルールで、100回投げてもまだ投げてほしがるモナちゃん。

怒るとこわいくせに、ボールもおもちゃも、ペコに取られると取り返せないモナちゃん。

お出かけバッグに入ったとたん、人形のように静かになるモナちゃん




あなたとの歴史は、わたし自身の20代から30代の激動の自分史と

いつもともに歩んできました。




モナちゃんの成長の写真を見返せば

20代からいまにいたる、自分もまた、年を重ねています。




モナちゃんがはじめて我が家に来た日の写真の自分は

顎までのショートボブのヘアスタイルで

今よりずっと、ころっとしていました。

うれしそうに、モナちゃんを抱っこしている写真があります。




モナちゃんと東京で暮らし始めた頃の写真の自分は

金髪に近いような明るいオレンジ色の髪をして

ベリーショートになっていました。



まだ若く、仕事も思うようにいかず、泣いた日も、悔しい日も、うれしい日も

モナちゃんとともにありました。



自転車をこいで、自転車の籠にモナちゃんを乗っけて

東京中を走り回っていました。

真夜中の皇居前を自転車をかっとばして、銀座7丁目のデザイン事務所に

デザインの修正をしに行ったこともありました。

編集室のソファで熟睡するモナちゃんを横目に、真夜中まで編集に立ち会う夜もありました。

コマーシャルのロケにも、モナちゃんを連れて行きました。

職場の上司も、仕事先のデザイン事務所の人たちもCM製作会社の人たちも

みんなモナちゃんをかわいがってくれていました。




これから自分がどんな人生を歩もうとも

モナちゃんは隣にいてくれるし




もしもあと10年くらいして、モナちゃんがいなくなってしまったとしても

モナちゃんにそっくりな子どもや孫たちが

わたしのそばにいてくれる

それはつまり、モナちゃんがわたし人生のそばにずっといてくれるということ。




モナちゃんが生まれてきてくれたこと

そして自分と出会ってくれたことに

感謝します。



Happy Birthday.

and

love you.