またまた前回の更新から空いてしまいましたがこれは記録しておかねばと思い…。


どの地域にもあるシステムなのかはわからないのですが、先日居住地校交流に行ってきました。

普段は支援学校に通っている娘ですが、年に1〜2回程、本来通うはずだった地域の小学校で授業を受けるというもので、今回が初めて。

初めてということで2時間だけお願いしました。

1コマは支援学級で図工、もう1コマは通常級で生活科の授業。
どんな授業を受けたいかなどは事前に希望を伝えることが出来たので、ほかの子とギャップを感じてしまわないよう副教科系でお願いしていました。


年に一回とかでしかも2時間なんて、行く意味あるかな?なんて考えたりもしたのですが、なかなか健常児さんと関わる機会も減ってきているので参加することにしました。


授業には支援学校の担任の先生と保護者も同伴。
「新しい学校に行くの?誰がいるの?」などと前日からソワソワわくわくしていた娘。
いざ教室に入ると、猫をかぶったようにおとなしく、自己紹介のときもとてもモジモジしていました。そんな娘を久しぶりに見た。笑

支援学級では小五男子、小四女子、小一男子と娘の4人で、ノートサイズのビー玉迷路を作るという図工の授業でした。
段ボールの板に好きな色画用紙をのりで貼って、壁と道になるスポンジテープをハサミで好きな長さに切って…という作業でしたが、まだまだハサミの使い方もぎこちない娘には難しいところもありました。

しかしお兄ちゃんお姉ちゃんはさすがで、先生の話を聞いただけでしっかり貼ったり切ったり出来ていました!
特にお姉ちゃんはきちーっと角と角を合わせたり、長さをはかったりして、とっても丁寧で感心しました。



通常級では、最初に風車作りをしてから校庭に冬探しをしに行く、という生活科の授業。

教室に入る前からみんなが席から娘をわくわくした表情で見ていて、とっても温かく迎えてくれました。
風車作りも手伝ってくれたり、のりを貸してくれたり、いろんなお話を聞かせてくれたり。

娘がギザギザに切ってしまった折り紙を見てもけなすことなく、そのまま一緒に風車を作ってくれました。

外に出る時も、両側手を繋いでくれ、転びやすい娘のペースに合わせてくれ、娘がブランコが好きと言えば「先生!しおりちゃんブランコ好きなんだって!」と言って5人がかりくらいで(笑)乗せてくれ。

一年生って、こんなにピュアで優しいんだなって感動すら覚えました。

最後はまた来年も来てねって言ってもらえて、賑やかさに終始圧倒されていた娘も、帰るときには「楽しかった!」と言い、帰りの車では風車でずっと遊んでいました。



結論、やっぱり行ってよかったです。
支援学校に入学してから、毎日楽しく通学出来ていてそれはとてもいいことだけれど、たまにはこういう刺激も受けるべきだし、〝ふつうの一年生〟の姿を知ることも大事。

また親として、「障がいを持つ娘」が、みんなに温かく受け入れられる姿を見れるのはとても嬉しく、ありがたかったです。


つい「もし支援学級に入学させていたら娘は今ごろどんなだっただろうか」と考えてしまって苦しくもなるのですが…考えてもね。


もし月一とかで参加させてもらえたら、また違ってくるんだろうなぁ。

そして、学年があがるにつれて受け入れてくれるクラスの雰囲気も変わっていくのだろうなぁ…とは思います。



娘は現在、膝にサポーターをつけていないと1日に何度も転倒してしまうような状態で、来年あたり股関節と一緒に手術になりそうです。
そして更に心臓、口腔の手術と成長ホルモンの検査入院も控えており、来年からはこれまで以上にたくさん病院にお世話になりそうです…。
が、予定の調整がつけてなるべく来年も居住地校交流を希望したいと思います。