ゆたぼん君に送る祝辞

 

 

卒業証書という形にしても破られたらちょっぴり悲しいので祝辞にさせて頂きます( ´∀` )w

 

ゆたぼん君、ご卒業おめでとうございます。

 

この国は、学校に行ってないのに卒業証書をもらえるという何とも摩訶不思議な世界です。

 

ゆたぼん君は、

学校に行きたくなくて行ってない。

卒業した気持ちもない。

特にお世話にもなってない。

世話になってないにも関わらず、成績は優秀で。

それでも最後、卒業証書は渡してくれる。

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なんじゃそれですね。

 

そりゃ破る気持ちも理解できます。本心で破りたかったのかどうかは分かりませんが。

まぁ必要ないしね。僕自身も今は倉庫の奥にあって卒業後一度も触ってないし、何なら捨てたかもしれません。

当時の先生ごめんなさいw

 

そもそも卒業証書を破るも破らないも、動画にするしないも、学校に行くも行かないもゆたぼん君の自由です。

本当に良く分からん他人の意見はスルーでいいと思います。僕も含めて。

応援しています。

 

 

話は変わりますが、僕は元小学校の先生なんです。一応教育大学出たんです。教職は3年ほどしか勤務していませんでしたが、6年生の担任をもたせて頂いたこともあります。卒業式はやっぱり感動しました。ゆたぼん君の先生はどんな人だっだんでしょうか。

 

僕もいろんな先生や先輩に会って来ましたし、たくさんのクラスや子ども達も見てきました。

 

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職員室での先生の話や、放課後に先生達が何をしているかも見てきました。

 

僕が見ていた先生達の世界で感じたことは、

先生って本当に素敵な職業だという事でした。

先生ってなりたくってなった人がほとんどです。みんな先生になるのが夢だったんです。

 

 

多少の考え方の違いはあれど、僕が見てきた先生たちは、みんな子どもが大好きで、子どものために時間を惜しまない人がたくさんいました。僕もその内の一人です。

ゆたぼん君の先生はどんな人だったんでしょうか。大好きな大阪の先生もいるんですよね。

 

きっとみんなゆたぼん君のことを応援していると思います。

 

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これは推測でしかないので、違ったらごめんね。

 

卒業証書ってただの紙でしかないので破っても何の問題もないけれど、ゆたぼん君を応援してくれている人や見守ってくれている人達の気持ちまで捨てる必要はないと思います。

 

卒業証書をやぶることで失うものは多かったんじゃないかな。

 

でもそれに引き換えに得られたものもあると思います。

それらどちらを選ぶものゆたぼん君の自由です。

お父さんの意見も聞きながらも最後に選ぶのはゆたぼん君の自由です。

 

 

あ、お父さんの話が出たのでついでに書いておきます。

僕の大切にしている言葉で、『親とて他人』という言葉があります。

 

これを言うと冷たいヤツだと言われがちですが、僕にとっては非常に大切な言葉です。

親だって他人です。特に父親は他人の中の他人です(笑)

ちなみに僕は3人の子どもの父親です。

 

この言葉には二つ意味があります。

①    親だって他人くらい気も遣い大切にしていきましょう。

②    親の言葉だけど他人くらいの気持ちで聞き流しましょう。

 

です。ゆたぼん君の人生にとっては親だって他人です。親には親の人生があります。

多くの場合は親の方が先に死にますしね。大事なのはゆたぼん君の人生です。

 

ちなみにですが、自分の子どもか奥さんか自分の親、だれかを一人しか助けられない状況です。誰を助けますか。


というアホの極みな質問に対して、僕は迷わず奥さん!と真正直に答えます。

そんな大人もいます。


ゆたぼん君も尾崎豊の歌のように誰かを愛することもあるでしょう。

きっとたくさんの価値観が変化していくと思います。

 

もう一度言いますが、大事なのはゆたぼん君の人生です。

 

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話は戻ります。

 

この国は、学校行ってないのに卒業証書をもらえるという何とも摩訶不思議な世界です。

 

誰が、誰のために、何のために、何を証明するのか未だに理解できません。

そんな世界を無事卒業しました。ゆたぼん君、改めて卒業おめでとうございます。

 

 

すべてはゆたぼん君の自由なのですが、ゆたぼん君に一つだけお願いしたい事があります。そうです。大人が得意な余計なお世話です。

 

ゆたぼん君はこのままいけば間違いなくこれからもっと有名になるし、もっと社会から注目されていくと思います。

だからこそ誰かを批判したり、誰かを悪者にしたりするんじゃなくて、もっと優しい新しい世界を創っていって欲しいなと思います。

 

今回の件に関しても良くないのは、学校でも先生でも親でも、ましてや子どもでもありません。

 

良くないのは仕組みです。システムです。

 

学校の仕組みが何かおかしい。システムが何かおかしい。

 

僕が今先生をしていないの理由の一つです。何か世界が狭い気がしました。

 

ゆたぼん君がおかしいと感じていることは間違いないと思います。そして社会がこれだけ注目して、コメントしているということは大人も少なからず何かおかしいと感じているはずなんです。

 

それを今回ゆたぼん君が矢面に立っているだけなんです。ずるいのはいつも大人です。

 

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ずるい事がばれないように必死です。

 

ゆたぼん君についてごちゃごちゃ言ってる暇があったら、

 

もっといい学校教育を創りましょう。

子どもの教育もっとよりよいものにしていきましょう。

ゆたぼん君が行きたくなるような場所や学校を創りましょう。

仕組みを変えよう、システムを変えよう。


ゆたぼん君がチャンスをくれたぜ、今こそ立ち上がろう大人。 

 

今回の件も、どっちが良いどっちが悪いをジャッジしたがる大人がたくさんいます。

 

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特に教育関係の問題はその傾向が強いと感じます。でもそんなジャッジはあまり重要ではなくて、大事なのは、それらを含みながらも前に進んでいくことだと僕は思います。

 

実は僕も微力ながら頑張っています。

いつかゆたぼん君も行きたくなるような場所をつくります。

でもゆたぼん君に比べて僕はまだまだです。稼ぎ方を教えてください。。

 

ゆたぼん君の力を、仕組みを変えていくことに使って欲しいと願っています。

ゆたぼん君の力は、もっと多くの人を助けられると思います。

ゆたぼん君の力は、まだまだこんなもんじゃないと思います。

そして学校に行ってるゆたぼん君以外の同世代の子ども達の力も、まだまだそんなもんじゃないはずです。

 

ゆたぼん君がその名の通り革命を起こすことを信じています。

でもそれにはきっと仲間が必要です。

 

誰もが認める偉大な船長、麦わら帽子が似合うルフィのように。

 

祝辞は以上です。長文ありがとうございました。

 

おわり

はじまり