主治医とわたし | 22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

21歳でがんになり、手術で摘出後、1年後に再発を宣告されました。
今までの経験や感情と、これから始まる闘病生活について記録していきます。


3月末、術後1ヶ月で
レントゲン、血液検査をしました。


いつもの「診察室3」と
ドアの向こうのY先生。


経過についてはほぼ言及なし。
(私も聞くの忘れてた)


今後は、定期的にCT撮りながら
様子見るしかないですね、と。


なんだか穏やかで
仕事のこと、プライベートのこと
楽しそうに質問してくるY先生。

私も調子に乗って、
あれやこれやと質問攻めしました。

先生は今何歳で、
何歳の時教授になって、
それまではどんなキャリアで、
出身はどこで、育ちはどこで、
大学時代は何してて、
(私はY先生と同じ大学出身)
後何年現役でやるのか、、、、


定年まであと少しの先生、
手術は体力いるから大変ですよねー
なんて会話から、
3年前の私の手術の話に。


当時のカルテを見せてもらいました。

手術時間、4時間51分。
手術室に入って麻酔がさめるまで約7時間。


それはそれは見るに耐えない、
赤黒くて、腫瘍部分は白っぽくて
グロ画像注意的な写真も
見せてもらいました。
あんなものが自分の体内に
あったと思うと、うえ〜。


5時間、立ちっぱなしで休憩もなしに
神経を最大限尖らせて、
人の身体を触り続ける。




私「大変でしたよね」


先生「楽しかったですよ、
初発は剥がしやすくていいね〜、
なんて話しながら、ははっ」


患者が精神的にも肉体的にも
辛い思いで手術に臨んでるなか、
「楽しい」なんて表現は如何なものかと
思う人もいるかもしれませんが


私の主治医は医者のくせに
倫理観とかそういう類のものを気にせず、
思ったことを割となんでも言います。


そして私も、それがあまり
気にならないタイプの人間です。



Y先生とももうすぐ4年目。

病気にならなかったら、
先生と出会うことはなかったです。


今は、出会えてよかったと思う
人物の1人です。


きついことも言うし、
何度泣かされたか分からないけど、

本当の意味で、
胸腺腫という病気と闘い続けてるのは
先生たちなんだよなぁ、と思います。



木曜日、診察室3に行けば
先生に会えるけど、

入院中は、
朝8時前、夜22時以降、
土日も回診に現れます。

一体いつ休んでるんだろうか。




医療従事者にはつくづく
頭があがりません。




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