子育ての情報本って、読むとかえってしんどくなること、ありませんか?
「ああ、こういうふうにしなきゃいけないのか」
「私はこれもあれもできてない。ダメ母だな~」

「誉めて育てよう」なんて書いてある本は山ほどあるけど、
実際にはつい「何やってんの!?」「ホラ、早くして!!」なんて怒鳴っちゃったりあせあせ(飛び散る汗)

でも、ご安心ください。
この本には、「叱っちゃダメ」なんて書いてませんウインク
つい叱りすぎちゃっても、「まあ、いいっか」でOK。
「『いい親になろう』なんて無理しないでください」なんて書いてあるんです。

最初にタイトルを見たときには、正直、「よくある子育て本だな~」と思ってました。
でも、「はじめに」を読んだだけで、ぐーーーっと引き込まれました。
著者の柴田さんの言葉がスーッと心の奥にしみ込んでくる。
何気ない一言に、思わず涙が出たりしちゃうんです。

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『子どもを叱りたくなったら読む本』 柴田愛子
http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%82%92%E5%8F%B1%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%82%80%E6%9C%AC%E2%80%95%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A8-%E6%9F%B4%E7%94%B0-%E6%84%9B%E5%AD%90/dp/4313660380/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257317700&sr=1-1

<アマゾンの紹介文より>
たとえ毎日叱られても、子どもはママが大好き。子どものすごさに気づかされ、いつのまにか子育ての悩みもスッキリしちゃう。叱る前に子どもの心が見えてくるちょっとしたコツを、ベテラン保育者・愛子先生がアドバイス。
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著者の柴田愛子さんは、「りんごの木」という保育施設の主宰者。
幼稚園の先生を10年務めた後、
もっと自分の思ったとおりの保育をしたい!と、この「りんごの木」を立ち上げたそうです。

幼稚園の先生だから、たくさんの子どもたちを見ています。
子どもたちのいろんな言葉や思いも聞いています。
だからこの本にも、「子どもたちって、こんなこと考えてるんですよ」という話がいっぱい出てきます。
たとえば、朝お母さんに思いっきり怒られてきた5歳の子が、先生にどんなことを話してるのか、とか(うっ、コワイ・・・うまい!

子どもって、大人が思ってるよりずっとたくましいんですね。
3歳くらいの子だって、ちゃんと自分の考えを持ってる。
いくら親が頑張ったって、親の望むとおりの「いい子」になんかならない。
だからこそ、子育てって面白いんだってことが、この本を読むと実感できるんです。

~以下、本文より引用~

あなたが多少叱ることが多くても、叱ることが少なくても、あなたのせいで子どもがダメになるわけではありません。人間は本来、自ら大きくなっていく力を、人間として育っていく能力を持って生まれています。

「どういうときに叱るべきか」「どういうときにほめるべきか」「どんな叱り方が効果的か」「どんなほめ方が効果的か」なんて、そんなこと私はどうでもいいと思うのよ。「あなたらしく怒りなさい。あなたらしく喜びなさい。あなたらしく泣きなさい」と思うんですよね。そして、それが子どもたちの大きくなっていくときのひとつの大きな柱になっていく。

子どもが言葉を使うようになると、私たちは言葉に頼りすぎてしまいます。言わないこと以外、わかってあげなくなってしまう。

いつでも「いいよ」っていれてあげられて、「だめ」と言われたらすぐにあきらめられる子に育ってほしいでしょうか?

寝るときに本を読んであげるということは、心に寄り添ってあげるということだと思います。本は小さいから、一緒に見ようとすると必然的に身体がくっつくんですね。おかあさんのぬくもりが子どもに伝わりやすいんです。

子どもの人生は子どもが主役です。どんなに愛していても、どんなに願っていても、どんなに心を砕いても、親がとって代わってあげることはできません。心に寄り添うことで、子どもは自分を取り戻し、自分で道を切り開いていきます。

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「うちの子はうちの子。私は私。だから、これでいいんだ!」
だれが読んでも、きっと心が楽になる。子育てが今より楽しくなる。
ぜひぜひたくさんのママ・パパに読んでほしい一冊です。