11月17日の日経ビジネスの記事で『「銀行が消える日」がやってくる・・・ついに大手銀行が大規模リストラへ』というタイトルが目にとまりました。
大手都市銀行の3グループ合計で、3万2000人分の業務削減をするそうです。
また、昨日のTVニュースで、「三菱東京UFJ銀行は、2023年度までに従業員約6000人を削減する・・・」と報道がありました。
銀行にお勤めの方は、内心、穏やかならざるものを感じておられるかも知れません。
そういえば、ネットバンキングが普及し、銀行を利用する機会はめっきり減りましたね。
最近は、我が家にも投資セミナーの案内が、某銀行さんからよく電話があります。
貸し出し業務がめっきり減ったので、いまは銀行さんも投資信託などの販売に力を入れているようですが、もともと手数料が高いので、投資のお仕事も難しいのが現実のようです。
以前、ブログにも書きましたが、AIなどの普及で、これまで人間が行っていた事務的な仕事は大幅に減るのはほぼ確実です。
金融機関より一般企業のほうが、すでに事務的な仕事の合理化は進んでいるように思います。
いまから、20年前の1997年、北海道拓殖銀行が経営破綻し潰れました。
翌年の1998年には、日本長期信用銀行や日本債券信用銀行が相次いで破綻したのは、わたくしもよく記憶に留めています。
「銀行が潰れることがあるんだな!」と、少なからず驚きを禁じ得なかったのを覚えています。
いずれも平成のバブル崩壊で膨大な不良債権が経営を圧迫したのが原因です。
しかし、今回の大規模なリストラは、銀行業務のこれまでのビジネスモデルが通用しなくなったことです。
大手都市銀行が経営破綻することはないとは思いますが、いまは何が起きてもおかしくない時代になりました。
大手企業に勤めているから安心? という安易な考え方はしないほうが賢明ですね。
どんな仕事ができるか?
自分の得意分野は何か?
誰にも負けないスキル、技能を持っているか?
・・・・・
が、いままで以上に問われる時代となってきました。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸
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