●命宮は自分だけをみる宮ではありません
命宮は一般的に自分の性質や適性などをみる宮とされています。
これは間違いではありませんが、正しくは自分を含めた家族をみることができる宮です。
たとえば次の命宮はどうでしょうか?
これが男性の命盤とすれば、天機Aは自分、太陰Dは妻、文昌は父とか兄弟とかそれ以外の同居の男性、右弼は母とか姉妹とかそれ以外の同居の女性とみることができます。
因みに天機Aにも自化があり、太陰Dにも自化がありますので、夫婦関係には注意の命となります。
また、生年四化は來因宮と一緒にみるのが鉄則なので、つぎのふたつの太陽Dの違いはお解りになりますか?
これが女性の命盤とすれば、②の夫妻宮の太陽Dは夫をみます。
では、①の命宮の太陽Dは夫とみていいでしょうか?
ここで大切なのが來因宮です。
來因宮が子女宮なら、命宮の太陽Dは、まず男の子(息子)をみます。
そして、子女宮は桃花宮なので、この女性は一生男性縁に厚い人となります。その中のお一人が夫になる人とみていいでしょう。
いかがですか。
來因宮が大切な理由がご理解いただけたでしょうか。
欽天四化紫微斗数は、基本的に生年四化が付く15個の星だけをみて看命していきますが、さまざまなロジックを使うことにより驚くほど細かな象意までみていくことが可能です。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 田中宏明
芦屋占い処・占風鐸
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