【能登】海の幸(鹿渡島定置)特別篇ミンククジラ | あざみの効用

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鹿渡島定置栗原さんからの極上の海の幸ミンククジラお裾分け(参考:ナガスクジラ篇音譜
「ナガスクジラと比べると脂が少なく、ミンククジラ独特の風味があるとのこと」でしたが、いずれも芳醇でその旨味にただただ平伏すのみの素人には違いがわかりませんでした(苦笑)。捕鯨文化・反捕鯨いずれもどうこう講釈垂れる前に、一口食すべき何か。噛めば噛むほどに広がる何かはもっと神々しい…言うなれば自然との一体感のような至高の瞬間が訪れます。
現物支給とか羨ましすぎる―正に『鯨分限』の世界。
お裾分けは皮と赤身とレバー。
皮は、大トロを超越する存在としか言いようがない。
皮付きを生の刺し身で堪能、醤油を少し垂らすだけで噛めば噛むほどに口内に脂が広がります。
刺し身だけでなく、塩漬けにしたあとに湯引きしてポン酢に漬けたら―シャクシャクとした歯ごたえのある濃厚な何かに(あえていうと肝系に近い)
そして赤身は牛刺に近い―まずは刺し身を堪能。
そして山椒と一緒に漬けにして今流行のチョモランマ丼にして食したのですが、あまりにも興奮して写真撮り忘れ(付け合せは新玉ねぎを卵の黄身で和えたものでした)
あまりにも美味しかったので一部塩漬けにて更にお裾分けも―。
竜田揚げ(学校給食の思い出とか消え去ります)
そして人生初めての鯨のレバー。そもそも生食レバー自体数年ぶり、なんと合法的に生食できる希少部位とのこと。見た目が10割ではありませんが全く臭みが無く口の中で蕩けますす。
三日三晩生レバーを堪能―薬味は上記の通り色々試しましたが結局一周してゴマ油にニンニクみじん切りと塩を少々が一番美味しかったのです。
はりはり鍋も3種類(生クジラをそのままぶちこんだ鍋、味噌仕立て、塩漬け鯨+鯨の唐揚げをラー油で味付け)、絶賛8連勤で本来ぐったりしているはずのところ元気なのはまごうこと無く鯨様の効用。
 
鯨分限 鯨分限
 
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現在ご存命の歴史小説家では伊東潤先生が一番好きです。