少し申し訳ないなという思いもあったけれど、
今は敵同士。
私はお構いなしに、いつも通りキルをとりにいった。
スタン効果がきれた彼は少しの間をおいて、攻撃力上昇と射程UPスキルを発動。
回復薬あるし、多少攻撃されても敵の本拠地の回復施設とか乗っ取れるな。。。w
って思っていたのに彼が攻撃した相手は私じゃなくて、
もう一人の本拠地ダメージにもならないスカウトさんだった。
彼がいつも装備しているはずの近距離用スーンエッジのスタンスキルも、
私に当てて発動させることはなく、そのまま彼は私にキルされていった。
その時、なんだかまるでスナイパー君が私を殴ることに一瞬躊躇したようにも思えた。
気のせいかもしれないけれど。
敵本拠地から復活しているスナイパー君を確認しながら、
敵本拠地の回復施設を乗っ取り。
その最中も攻撃されることなく。
あぁ、やっぱりいつも一緒に戦っている仲間だから、
攻撃したくなかったのかもしれない。。。と。
その姿を見て、なんだか凄く申し訳なくなって、その場から撤退した。
彼に比べて、私は躊躇せずにキルを取りに行ってしまったな。。。
なんてことも思いながら、
気まずい戦争は私達のチームが勝利を収めて終了していった。
~続く~