今日も検査&リサーチ
一昨日の晩から朝方まで何故かしら
DPEの業務をせざるを得なくなり、
昨日のお昼まで掛かってしまいました。
流石に
2000枚の印刷物はねーよなと(w)
まぁ知ってらっしゃる方は解るんですが、
カメラで撮った画像を印刷に出すときに各メーカーのプリンターなどの癖+
プリンターが勝手に判断するフィルターが存在します。
コレも踏まえて印刷物色調整を行うんですが
深夜の1時発注できあがり朝5時半、
絵柄が変わること3時間後・・・・
涙が出ました。
再度構成、許可が出たと同時に印刷開始
朝9時から夕方4時迄掛かりました。
ひさびさのDPEだったんですが、なかなか肉体的に辛かったです。
やっぱり仕事的にポスター用の印刷機が必要かなと感じています。
さておき今日の検査物体は、ブラジル、バタリア産といわれるどう含有のトルマリン。
通称パライバトルマリン20個でした。
カット済みも会わせてなのですが、非破壊検査を行ったところ、購入された方いわく、
バタリア産で加熱していないとのことでしたが
検査結果
バターリア産でもなく、加熱もしていない とのことでしたが、
結果はバタリア産でもなく加熱の痕跡の可能性も見受けられました。
実際に銅含有のトルマリンはブラジル国内では各所でも発見されておりますし、全く加熱をしてない物は
あまり見受けられません。
加熱という条件として、
「加熱=ヒートドーピングである」と言う概念と
ウォーミング処理は加熱の手段の一つ
と考えております。
このウォーミング処理、実は産地をわからなくする手法でもあります。
つまり一般的な加熱処理の前処理です。
つまりここでバタリア産であるという根拠が飛んでしまうことが多いのです。
ただしウォーミング処理であれバタリア産の痕跡は多少残るのですが、検査の結果バタリア産ではない
と言う可能性が非常に高くなりました。
ゆえに検査結果レポートとして
「我々としては、加熱処理をしていないと言う断言に至らず、又ブラジル、バターリア地区産という保証は全くない故に、はっきりとしたお答えが出せません。」
という回答しか出せませんでした。
各産地でイレギュラーな物は産出されますが、それが誤認されるケースが多いのです。
ただここでもう一つ問題があるのが
宝石ディーラーも消費者も全員が忘れている事があります。
宝石の基本概念です。
1:美しさ
輝き、地色の美しさ、透明度 これらの相乗効果+光彩効果
2:耐久性
高い硬度:容易に破損を受けない、薬品などに対して安定した性質を持ち、褪色等の経時変化を起こさない。
3:希少性
産出量が少ない、品質の高さ、これらの需要と供給と希少さから一定の価格が生まれる。
4:+α
1)民族性による色彩感覚、習慣、信仰などで民族間に相違が見られる
2)流行性
3)携行性
つまりコレを満たしていれば宝石として認められるわけです。
つまり
他産地であろうが、耐久性と美しさ、希少性があればそれは宝石として認められるのであって。
この産地だからと言って、希少で高額であるという判断は基本的に間違っているのです。
美しさの基準として、カットの程度の善し悪しも要求されます。
そのことも踏まえ、皆さんで考えて行く時代に既にになっていると思ってて頂ければ幸いです。
この原石からどういった綺麗な宝石が採取できるのか?
想像が付かないと思いますが、
研磨する側、検査する側、採掘する側のたゆまぬ努力で皆さんの手元に届けたいと思っております。
DPEの業務をせざるを得なくなり、
昨日のお昼まで掛かってしまいました。
流石に
2000枚の印刷物はねーよなと(w)
まぁ知ってらっしゃる方は解るんですが、
カメラで撮った画像を印刷に出すときに各メーカーのプリンターなどの癖+
プリンターが勝手に判断するフィルターが存在します。
コレも踏まえて印刷物色調整を行うんですが
深夜の1時発注できあがり朝5時半、
絵柄が変わること3時間後・・・・
涙が出ました。
再度構成、許可が出たと同時に印刷開始
朝9時から夕方4時迄掛かりました。
ひさびさのDPEだったんですが、なかなか肉体的に辛かったです。
やっぱり仕事的にポスター用の印刷機が必要かなと感じています。
さておき今日の検査物体は、ブラジル、バタリア産といわれるどう含有のトルマリン。
通称パライバトルマリン20個でした。
カット済みも会わせてなのですが、非破壊検査を行ったところ、購入された方いわく、
バタリア産で加熱していないとのことでしたが
検査結果
バターリア産でもなく、加熱もしていない とのことでしたが、
結果はバタリア産でもなく加熱の痕跡の可能性も見受けられました。
実際に銅含有のトルマリンはブラジル国内では各所でも発見されておりますし、全く加熱をしてない物は
あまり見受けられません。
加熱という条件として、
「加熱=ヒートドーピングである」と言う概念と
ウォーミング処理は加熱の手段の一つ
と考えております。
このウォーミング処理、実は産地をわからなくする手法でもあります。
つまり一般的な加熱処理の前処理です。
つまりここでバタリア産であるという根拠が飛んでしまうことが多いのです。
ただしウォーミング処理であれバタリア産の痕跡は多少残るのですが、検査の結果バタリア産ではない
と言う可能性が非常に高くなりました。
ゆえに検査結果レポートとして
「我々としては、加熱処理をしていないと言う断言に至らず、又ブラジル、バターリア地区産という保証は全くない故に、はっきりとしたお答えが出せません。」
という回答しか出せませんでした。
各産地でイレギュラーな物は産出されますが、それが誤認されるケースが多いのです。
ただここでもう一つ問題があるのが
宝石ディーラーも消費者も全員が忘れている事があります。
宝石の基本概念です。
1:美しさ
輝き、地色の美しさ、透明度 これらの相乗効果+光彩効果
2:耐久性
高い硬度:容易に破損を受けない、薬品などに対して安定した性質を持ち、褪色等の経時変化を起こさない。
3:希少性
産出量が少ない、品質の高さ、これらの需要と供給と希少さから一定の価格が生まれる。
4:+α
1)民族性による色彩感覚、習慣、信仰などで民族間に相違が見られる
2)流行性
3)携行性
つまりコレを満たしていれば宝石として認められるわけです。
つまり
他産地であろうが、耐久性と美しさ、希少性があればそれは宝石として認められるのであって。
この産地だからと言って、希少で高額であるという判断は基本的に間違っているのです。
美しさの基準として、カットの程度の善し悪しも要求されます。
そのことも踏まえ、皆さんで考えて行く時代に既にになっていると思ってて頂ければ幸いです。
この原石からどういった綺麗な宝石が採取できるのか?
想像が付かないと思いますが、
研磨する側、検査する側、採掘する側のたゆまぬ努力で皆さんの手元に届けたいと思っております。