今週の見方 | 源太の株バトル

源太の株バトル

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今週の見方

 

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先週の日経平均株価は1月28日に急反落し、一時27900円台まで下落した。その後は28300 円台に持ち直し、投資家の押し目買い意欲の強さを示したと思われた。しかし、米国の反発があるにもかかわらず、米国GDPの数字なのかシトロン社の記者会見の不安からか、翌日29日の日経平均は-534円の連続大幅安、17663円という一目均衡表の基準線を若干割り込むまで株価は下がって行った。

 

テクニカル的に日足の一目均衡表の転換線を久々に下回ったことで、調整局面に転じる可能性が大きいと思う投資家は多かった。29日は基準線も割ったのでテクニカル系の投資家は多くが今週は弱気に転じて来ると思われる。筆者は調整局面に転じた場合、下値のめどは基準線だと考えていた。基準線は今週初の27600円台から週末にかけて27900円台へ水準を切り上げる。先月末のように基準線に押し上げられるか、それとも基準線を下回って本格調整に向かうのかが焦点という見方で、週明け上手くカバー出来て火曜日の後場から特徴のある物色が始まれば、余り弱気はしない方が良いと思われる。

 

指数と個別が違う市場が始まる可能性が高く、指数を気にしない個別株の実力を重視したい。

 

仕組み

先週、日本株が急反落したのは1月27日の米国株が急反落したことが主因。きっかけは、SNSを通じて共闘した米個人投資家集団が空売り筋の踏み上げを狙う集中的な買い上げで一部の低位株が暴騰し、ヘッジファンドの空売りが大きな損を被ったことから始まった。かつて、日本で見られた仕手株の様相を呈して来た。

 

この場面は経験が無いと解説は出来ないだろうし、ここ20年間起こった「テンバガー」という、本尊の見えないような機関投資家の「裏稼業」投資と違って、大口投資家の真向勝負の理不尽で卑怯な「空売り」という物に対して挑戦していった投資のことをいう。「異常な空売り」は立派な買い材料であるというのは忘れてはならない。

 

そもそも仕手筋による買い上がりには無理があるが、それなりに買い要因はある。一方、売り方にも割高やスピードなどの理由はある。仕手戦というのはそういう中で「駆け引き」に近い物である。今回の当該米国ヘッジファンドは、日本株では3914ジグソーを2万円台から5000円くらいまで売り続けた会社。駆け引きではない力で売り崩して、多くの投資家を破産させてきた。確認しにくい「不安材料」をネットで次々とアップし、自分たちの売るタイミングを匿名でネット上に流し、「今から機関投資家が売る」として、ネット投資家にどんどん投げさせた経緯がある。今回はその手法をネット投資家に逆襲されたと言っても過言ではない。逆に下がって個人投資家が崩壊したら、証券会社は何をしてくれるだろうか?

 

当局は「機関に甘く、個人にはきつい」過去に我々が経験した事が起ころうとしている。不当な売りをやめさせることが大事であり、その売りが「買い材料」になって何がおかしいのか?こういう不透明な採決が始まると市場は今後反発しても、バブル相場のラストランに近くなって、個人投資家が利益を上げる事が出来なくなる。今の日本のような「個人投資家離れ」という現象が始まるだろう。

 

AIで指数を買うのが正しいのか?借株で実態以上に売り続けるのが正しいのか?外資が売り抜けたり、買い戻したりすれば通常に戻る「東京市場」では正しい商いが成立しようとしている。そうなれば機関投資家は損することは皆無となる。個人が売って損しても誰も助けてくれない。

 

機関投資家の資金は「投資家の資金」と当局が言うならば、機関投資家はそうした投資は「不当な行為」と指導し、禁止行為の一つに入れるべきである。それを行わないで、今の日本の市場が存在していることを、投資家はよく覚えて置く事である。28日のNRI株は引けで急落。何が有ったかは市場関係者であれば判るはずである。この問題のさなか外資などはいとも簡単に利益追求を行う。

 

そもそも

昨年11月3日の米大統領選以降、個人投資家の強気派が急増していたが、今回の行動はさすがにやり過ぎ。これに対してサキ米大統領報道官は記者会見で「イエレン財務長官を含むバイデン政権の経済チームは株式市場の動きを注視している。株価だけが経済の健全性を測る指標ではない」と市場の過熱に警戒を示した。ゴールドマン・サックス、シティグループ、JPモルガン・チェースの各ストラテジストも相次ぎバブルを警戒するレポートを出していた。株価が一段高した場合に備えて「保険」をかけるのであるが、下げに対してではなく強気に賛同しない為に、大きな投資資金は使わないが、買わない代わりに上げに備えるタイプが多かった。

 

ストラテジストも現在の過剰流動性相場を積極的に追認するのをためらう段階に入ったとみられるが、行動としては「資金温存」が多かった(売り姿勢ではなかった)という事である。というか、筆者も話していた「確認」という時間帯で、需給上の行き詰まりが生じて、日米の個人投資家は動くものへと資金が集中化してしまったという事だろう。

 

ここからは好業績株に来るか、仕手系材料株に来るか、非常に楽しみであり、後は大きな調整が始まるか、その案件が見つかるのかであるが、過剰流動性は変わっていないし、先なのか今なのかの差であると思う。資金は余裕あるから来週前半の動きで腹を決めて行こうと思う。

 

昔の仕手筋担当の営業マンとしては久しぶり面白くなってきた。 

 

6136オーエスジーは精密切削工具の大手、グローバル展開で海外売上高比率は50%超

同社はタップ、エンドミル、ドリル、転造工具など、工作機械の先端に取り付け金属を加工する工具などを製造・販売。主要顧客は自動車産業、航空機産業、金型産業など。と、レポートに有ったが、そのまま景気敏感で既に良化した企業。

 

2335キューブシステムが27日に決算発表。第三四半期伸び悩みという事で売られましたが、売り上げの伸びに比べて利益は51%の伸び。経費節約の効果が凄いというのが、正常化した経済になったらどうなるのか。DXの案件が増加する中、リストラ後に好調し過ぎないように、とどこでも思う事を実践した第三四半期と見ます。

 

6727ワコムはタブレットなどの電子ペン。世界シェア首位のシェアを持っていまして、スマホ向けのペンが順調に反発していますし、在宅から来る必需でも伸びています。そして、教育問題も加味していくと、この場面での押しは一時的と思い、押し目は買いで行きたいと思う銘柄で、選択色強くなる地合いに強いタイプ。

 

6955FDKが第三四半期の伸びで鈍化か見られたために大きく売られた株式。ただ、発表前から下落の仕方がおかしく、売り方によって作られたのかと思うのも不思議はない。同社の電池技術が中長期で見た場合、弱い日本の電池技術内では高く、日本だけが取り残されるならば余計重要な電池技術と思う。収益数字は落ち込みを言われるほど悪いとは思えない。

 

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