オレ的に言うと「テイクバック」ですら、イマドキのチャラってる臭がしてちょびっと使いたくないくらい
オレらが磯ルアー釣りをしていた頃にはそんな横文字も無かったから、どうにも「あとから湧いた感」がして得意げに専門用語として使いたくない
まあ「振りかぶって」くらいだろうかな
釣りに行けば、いろんな場所がある
後ろのスペースが無いような場所にも立つことがある
そんな時に、やらかすのが「引っ掛けて振り抜いてしまう」こと
バキッッッッッ!とけたたましい音をたてて折る
引っ掛けずとも
テイクバックを取らずに、竿の反発力に乗せるように小手先で弾き出すようなキャストもしたりする
竿の特性によってはそんな小手先のキャストに向かない竿もあるので
テイクバックで引っ掛けずとも折ることもある
今回は引っ掛けて、胴付近で真っ二つ
胴に負荷が掛かったことが判ります
この竿はそこそこ古い
永く使われた竿です
「使用感」と「経年劣化感」がスゴイ
込みも緩い
ひょっとしてDIYサンディングしたような留まり方をした
エポキシの劣化が独特
「Sロゴ」仕様はコツンと岩などに当てると、剥がれやすい
この辺りも経年劣化が顕著
ご贔屓さんも「修理するか、新しく買った方がイイかも含め相談に来ました」と
手ぶらでイイのに手土産持参で来店してくれた
ブログなどで過去にかなり炭水化物を抜いた食生活をしてたのを観てくれてたんだろうね
あざーっす
「PA106HH」は高弾性アレンジロッドなので
使う人によってはキャスト時に折ったり、高弾性なのでランディング時に「し」の字に真下不可を掛けてティップ破損させたりする可能性が「OC106HH」よりは修理事例が上がって来ることが増えますが
「普通」に使ってりゃ、そうそう折れません
このユーザーさんだって
この竿の使用感が証明してますが、もう随分永いこと愛用されてます
写真に撮ると、実物よりもキレイに見えますが
相当使い込まれてます
ガイドラップのクラックを気にする「過度に神経質」な方が居ますが
クラックひとつ無い竿を握って「あ~だ、こ~だ」と講釈垂れしてる「自称ヤロー」は
「オレ、魚釣りきらんBOSEヤローです」って無言で言ってるようなもんです
やっぱ、追金発生するけど「ラバー被せた仕様」がマシやな
思入れがあるなら「修理」
無いなら買い替えのための軍資金に回した方が利口
そう伝えたら「修理」になりました
まあ、全体的にヘタリますが(特に高弾性は)
#2は大してゴネゴネされないから、#1を新品にしたらまたしばらくは使えるんじゃない・・・とも伝えたのもあるかな
「完成連絡用にあとでメールしとって。誰からか判るごとせんばよ」と伝え帰っていきましたが
そのメール連絡の際にはヒラスの釣果写真も添付されて来ました・・・気が利くじゃん(笑)