遅いんだけどさ、ようやく現実味な報告が来た | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

「ARA-eve460H Crazy Standing」の

一般オーダー受付が遅れている最大の原因は

オリジナルパーツの進捗具合です

これをちゃんと確認しないと、なんとも夢物語のハナシになってしまうので

実物が上がってくるまで、当のオレ自身も「絵に描いた餅をアテにできない」という思いがあります

 

だから、こんな「遅れ」が発生しないように

1年以上前に発注をしましたが

それでも、遅れが発生しました

 

これが、今後「量産」となるとここまで掛からないのですが「しょっぱな」は何かと大変なのです

材料、設計(プログラミング)、実際の削り出し加工などによる問題点&その改善・・・などなど

そして、そんな加工をお願いしてるのは大企業のような金属加工屋には頼みませんし、そもそも相手にされなかったり、相手にされたとしても現実的ではない金額を請求されたりします

小さな町工場のような加工屋に動いてもらいます

それも1軒だけではできません2~3軒の加工屋を連携してもらって1つのパーツが出来上がります

 

今日、二次加工に回しました・・・と遅ればせながら連絡が・・・

 

オレ側に言わせてもらえば正直なところ「クソ遅い」「1年以上ほぼ動かんからそうなるんだ」とも思うが

そこは「つきあい」だし、「じゃあ変わりはいくらでも居る」んなら「もう、よか!やっとられん!」も言えるでしょうが

こんなのも「人材」と一緒なんだろうね

 

誰でもできるような仕事なら

「替わりはいくらでも居る」だの「オマエが辞めても大した影響は無い」だの

そんな「人材」ってのは虚しいよね

 

以前のオレがそうでした

「町役場の公務員」なんて、まあそれが「大きな市役所の職員」だって似たようなもんですが、10年20年、はたまた30年、町役場に勤めて「いざ、辞める(自分意思で辞めるなり、辞職せざるを得なくなって辞めるであれ)」となって、じゃあ例えばオレの田舎のように「役場を辞めて島から出て行く」出て行ったって、ロクな仕事はありません

役場内では部下も居たり、仕事も慣れ親しんだことなのでエラソーにしてても、それを捨てて一歩その外に出たら「無い」のです・・・「仕事」が・・・「求められること」が・・・

社会から「必要とされてる」感をまったく感じられなくなります

これは実際にそれをやった者しか「実感」が湧かないでしょうね

みんな怖くて「辞表」なんて普通は出せませんしね、出さずに必死に今に掴まってたほうが無難です

ハローワークに行ったって「何ができますか?」「資格は何かお持ちですか?「何の実務経験がありますか?」、役場でやっていたことは何も活かされません

ようは誰でもできるような仕事しか「やれない」のです

仕事を選びたいと思っても「選べるような立場じゃない」のです

 

じゃあ、オレが公務員の時に最後にやった仕事は「誰にでもできたのか!?」というと

あれは今思っても、きっと前任者がお手上げバンザイして上司なり町長なりに泣きついて移動を願い出たんだと思う

あと1年に迫った時に、担当者を替えるなんて、これまで担当してて流れも経緯も判った人間がやったほうがイイに決まってます

でもね、前にもブログに書いたけど、オレが辞める2年前の2年間は「介護保険担当者」に命じられました

あと1年で介護保険スタートという時に

「間に合わない」とまで言われながら、間に合わせました

 

先日のブログで書きましたが

お袋の件で帰省したフェリーの中でたまたま当時の上司(のちに島で唯一の特養ホームの施設長を経て退職、ちなみに初代の施設長はオレの親父)に会った時でも

「よう間に合わせたもんね~。ようやってくれた。正直間に合わんて思うたからね」「あの年は優秀な人が何人か辞めたので惜しかったなと思いよったとよ」なんて言われたので

オレが一人で「自称、オレじゃなきゃ・・・」と吹いて回ったようなことじゃないと思ってるし

ほかのヤツがやってたらブローしてる案件だと思ってる

 

しかしね、基本的には「町役場職員の仕事」なんて「誰がやっても」や「誰でもできる」(不慣れなのは仕事を覚えるまでの期間だけ)ことをやってると思ってます

その証拠が「じゃあ、公務員に辞表を出せば、ほかで使いモンになるような優秀な人材なのか?」・・・ならない、いわゆる「ツブシが効かない」のです

 

「人材」「マンパワー」としては大した「人材」ではない、ということでしょう

オレはそう思います

だって「替わりはいくらでも居る」や「誰でもやれる」のです

オレがいつもブログに書く「その他大勢な類」です

 

たった一度っきりの人生「オレじゃなきゃ」とか

「オレが辞めたら替わりなんて無いぞ」とか

そんな、できりゃ「唯一無二」でありたいと思います

だから30過ぎてイチから職人の道を覚えました

 

オレが「影竿」を辞めたら、同じようなコンセプトの竿は世から消えたな・・・「欲しいんだけどな」なんて誰かが思ってくれれば本望・・・そんな人生を送りたい・・・そう思いましたし、今でもそう思ってます

 

 

ハナシが派生しすぎましたが

今回のような「金属加工」にしたって

「じゃあ、ほかで」がなかなか出来ません

多少、気に食わない部分やアテにならないことがあるにしても

そうそう「替わり」が無いなら、上手く付き合うしかありません

 

これも「存在価値」のひとつ

小さな町工場でも、町工場は星の数ほどあれど「どこでもイイのか」となるとそうじゃなくなるなら

たとえ小さくても存在意義がある・・・ということです