先日、ヤフオクにこんな竿が
「猛者SPL」の初期モデルです
現行は「OC116Z」表示ですが、初期は「OC116HH」です
それも市販モデルではなく私がテストで使った「プロト」表示のモデルです
なぜ、この竿が「大阪」の中古釣具屋まで回ったのか!?
オレの手から近所のご贔屓さんの手に渡り、彼が会社の同僚だったけかに譲ったくらいまでは聞いていましたが、その彼が福岡の中古釣具屋に売ったのか、さらにもう一人くらい回ってそこから中古釣具屋に回ったのか!?
そしてその福岡店から店舗間で回したのか!?
流れ方は知りませんが
「希少性」からしたら「安い」のかもしれません
今は基本的にはオーダーできませんからね
「このティップフィールが好き」という人にとっては、コレを買わないと現行モデルではフィールが異なります
オレもテスト段階では「コレでイイ」と思いましたが
いざ、市販化するその異質感ゆえに「破損」のお客さんが多かったのですね
ようは、みんな同じキャストアクションで投げるから
フルキャストならまだしも、チョイ投げなどが特に小手先というか一般的なルアー竿の手首スナップで振ると、その石鯛竿並に絞り込んだティップからベリー~バットと移行する前にコネられるのでティップが折れるのです
当時から「ルアー竿の要領ではなく石鯛竿やカゴ上物竿の要領で「竿に乗る感触(中間域に乗る感触)を感じて投げてください」と案内していましたが
基本的に「ルアーしかやってない」ユーザーさんが多いのもあってか
やはり手首でコネられるんですな
そんなこともあって
本来はコレでイイんだし、コレが特徴なのだが、じゃあ多少ティップの石鯛竿並はあきらめて「妥協作」で多少ティップの強度を上げて設計し直したのが「OC116Z猛者SPL」です
だから本来「弾きが少ないモサッとした石鯛竿のようなティップ」が多少は殺されたモデルが「OC116Z猛者SPL」だったのです
だから、逆に言うと
その初期ティップを折ることもなくよく今まで使われたな・・・とも思います(本来こうやって「使える」んですがね)
中古であってもウチの竿を購入いただきありがとうございます
もし、万が一、今後破損があった場合は基本的に「Zティップ(#1)」での修理になります
基本的に「バット(#2)」は「HH」も「Z」も同じものですので、破損したら「ロゴはHH(#2の表示)ですが、モノはZ」となります
覚えてないけど、ひょっとしたらすでに「Zティップ」になってる可能性もゼロではありませんが・・・
ティップの先径を計ればわかるハズですが「何.何ミリがHH」で「何.何ミリがZ」とはここでは割愛いたします
オレ個人の昔、張りの強いヘビーロッドが「大物ルアー竿」という時代に
ヒラスがガツンとバイトのショックが来るだけで「乗らない」経験から
石鯛竿+ベイトリールでキャスティングをやると思いのほか「イイ」ので
ヒラスのショートバイト対策で作ったのが「OC116HH猛者SPL」でした
ウチのファクトリーにも置いてるこのクリーナーのように
「これで落ちなきゃあきらめろ!」(たしかに異様に落ちる)
のように
「コレで乗らなきゃあきらめろ!」
コレを振ってて乗らないんなら、竿を他に替えても乗らないから、諦めて帰って大丈夫!