時代は「昭和」から「平成」に変わるバブル真っただ中の頃
「にわか」ばかりだが、一時期「競馬」が流行った
「競馬」が・・・というより「オグリ」が流行った
「オグリ」といっても「小栗旬」ではない
まあ、広い意味では「小栗」でも間違っちゃいないんだが
ネコだってシャクシだって「オグリ」「オグリ」
車の中にも「オグリ」ぬいぐるみ
ファミレスにも「オグリ」ぬいぐるみ
世の中、オグリ、オグリ・・・
そう「オグリキャップ」
それは「芦毛の怪物」と呼ばれた
「芦毛は走らない」が定説
その血統も一流ではない生まれでありながら
地方競馬からG1優勝まで登りつめるのも人の心を打った
そして、その走りも心を打ち、人々を熱くした
スタイルとして「先行逃げ切り型」よりも「追い込み型」のほうがなぜだかカッコイイ
ましてや馬券買ってる当事者としちゃゴール前で差す姿は熱くなるハズである
かつてのカール・ルイスの100mだって後半にどんどんスピードが乗って来て結局1位ってのがカッコよく見えるのと一緒
そして「芦毛の怪物」はオグリだけではなかった
その後も「メジロマックイーン」だの現れ
10年ほど前には
見た目はよく似てるが「ゴールドシップ」が現れる
最後尾からだもんな
ゾワッとする走りです
今は白馬になってます
これも老いなんでしょうね
「芦毛は年取ると白くなる」らしいですが
人が白髪になるのと一緒ですね
あの豪快な走りは「エネルギーの塊」「若さの証」です
人と一緒です、皆一緒です
全盛期があり衰退があり老いていく