こちらの続きです下矢印

ケンカをした翌日だけでなく、
その次の日も、そのまた次の日も、
娘と私の間に不穏な空気はなく、
楽しく過ごすことができました。


娘とケンカする前もずっと、穏やかといえば穏やかでしたが、今思えば、本音を隠して穏やかに過ごそうとしていただけでした。

本音を隠してることに、自分でも気が付いていませんでした。


娘がスマホでゲームして夜更かししていても、

成績が学年最下位にもかかわらず全く勉強しなくても、

「そんなの全然気にしてません」

「子供の人生だから子供の自由にさせてます」

と、心の広いお母さんのフリをし、

それが自分の本心だと思っていました。



本心だと思っていたというより、

本心だと無理矢理自分に思い込ませていたのかもしれません。


だって、

「スマホはほどほどにして規則正しい生活をしてほしい」

「せめて学校の授業についていけるくらいの学力をつけてほしい」

っていう自分の本心に気づいてしまったら、

目の前の娘を見てイライラするから。



イライラするのが嫌だから、
無意識のうちに自分の本音にフタをしていたんですね。


今回の件は、心の中に溜め込んできた本音がいっぱいになりすぎて、フタが外れて中身が溢れちゃったんだと思います。



本音で話し合う中で、
スマホと勉強の話題になった時、
娘は私の話を素直に聞いてくれて、
さらに自分の気持ちを言ってくれました。


娘自身がスマホと勉強に関して抱いている気持ちは、私の想像とはちょっと違っていました。


本当は、スマホばかり触ってちゃいけないと思ってるし、目も悪くなってきたから使う時間をもっと減らしたい。けど、どうしたらいいかわからないと言うのです。

やめたいけどやめられないから、どうにかしたいんだそうです。

じゃあ、お母さんが1日何時間か預かろうか?と言うと、そうしてほしいとの答えが返ってきました。


勉強に関しても、中1、中2の頃はどうせ出来ないしと開き直ってたし、出来なくてもいいやと思ってたけど、今はもっと勉強ができるようになりたいと思っているのだそうです。
単に成績が上がればいいというわけではなく、まじめに勉強できる自分になりたいらしい。


そんなこと思っているとは、
すごく意外でした。


私が本当の気持ちを話したから、
娘も本当の気持ちを話してくれたんだと思います。