ラグビー留学していたニュージーランドから日本に帰国する時に某エアラインに乗ったのですが、その時にちょっと面白い試みをしてみました。
20代前半でお金もあまりなかったので、もちろん座席はエコノミークラス。
何をしたかというと、機長宛に手紙を書いてみたのです。
細かい内容は覚えてませんが、日本語にすると大体こんな感じだったと思います。
親愛なる機長様
私はニュージーランドで学生をしていました日本人の志保田進と申します。
いつも飛行機に乗る時には○○エアラインを利用させて頂いております。
食事も美味しいですし、サービスも抜群にいいので毎回飛行機に乗るのが楽しみです。
今日も数時間ではありますが、快適な空の旅を楽しませて頂きますね。
いつもありがとうございます。
私はニュージーランドで学生をしていました日本人の志保田進と申します。
いつも飛行機に乗る時には○○エアラインを利用させて頂いております。
食事も美味しいですし、サービスも抜群にいいので毎回飛行機に乗るのが楽しみです。
今日も数時間ではありますが、快適な空の旅を楽しませて頂きますね。
いつもありがとうございます。
この手紙を飛行機に乗ってすぐ
「機長に渡してください」
と言ってCAさんに渡しました。
すると数分後、、、、離陸直前にCAさんが私の座席に戻ってきて、
「ちょっと来て下さい」
と言って、どこかへ連れて行かれるではありませんか。
どこに連れていかれるのかな、、、なんかまずいことでもしたかな。。。
と思っていると、階段をのぼって2階に。
そこではスーツを着たビジネスマン達がファーストクラスでくつろいでいて
「なんだこの若者は」
といった目でジロジロ見られました。
それはそうですよね。こっちはラグビージャージを着てジーパンを履いた若造ですからそんな目で見られても無理はありません。
そして、、、そんな視線を感じながら通されたのは、なんと!ファーストクラスの先にあったコックピットでした。
まさか機長に手紙を書いただけでコックピットに入れてもらえるなんて夢にも思っていなかったのですが、機長から
『いつも○○エアラインを利用してくれてるそうだね。さっきは手紙をくれてありがとう。』
と言われ、私専用の座席を用意してくれて、なんとファーストクラスの乗客用の料理やワインが出てきました。
離陸の時もコックピットにいたのですが、迫力満点でいまでも凄く印象に残っています。
自動操縦モードになってからは機長や副機長といろんな会話を楽しんで、思い出に残る充実したフライトになりました。
多分いまの時代はテロとかいろいろとあるので不可能だと思いますが、本当に貴重な経験でしたね。
お蔭さまで20数年経ったいまではいろんな事にチャレンジできる体質になりました。
それは振り返ってみると、やはり若い頃に海外生活をさせてもらって、いろいろと小さなチャレンジを積み重ねてきたからだと思います。
勇気を出して一歩踏み出せば、必ず何かが生まれます。
エキサイティングな人生になるのか、退屈な人生になるのか、、、、その距離はたった一歩なのかもしれません。
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