母のことを書いていたら、思い出すことがある。
中学2年、担任は国語の先生だ。
2年になってまもない頃、担任の国語の授業参観があった。
ちょうど斎藤茂吉さんの短歌を習っていた。上の句は忘れてしまったけど、下の句
『たらちねの母は死にたまうなり』
そこで【たらちね】は、【母】に付く枕詞だと習った。
それを授業参観で聞いた母は、その日帰宅してから
「たらちねって母に付く枕詞なんやね。」
たらちねの母の枕詞が印象に残ったらしい。

あの頃は母は元気だった。風邪すら引くこともなく、寝込んだ母を見た事はなかった。
私13歳。まだまだ母はこの先ずっと元気で生きてもらえるものだ、一緒に人生を歩んでいけると信じていたあの頃。

斎藤茂吉さんの短歌、【死にたまうなり】の言葉が十何年後かに現実になることなど、母も私も当時は予想だに出来なかったことだ。

あの頃の曲(洋楽が多い)を聴いて当時を振り返り懐かしんでいます。

次はやっと転職して一年たった仕事のことについて書いてみたいと思う。

今年はツツジは剪定した後だったので、ほとんど咲かず。去年のツヅジ。