土曜の朝、
娘が起き抜けに
喉が痛いからうがいをすると言う。

今までは痛いと訴えるだけでしたので
あら、少し進歩?

なぁんて能天気に構えていたら

夕方からゴロゴロ~、ゴロゴロ~
寝転がってばかり。
あっという間に38,4℃
ビュンビュン飛ばして39℃も超える勢い。

でも喉の痛みと真っ赤な喉+39℃で
溶連菌かしらん?
インフルエンザは学校でも一人二人出ているけれど
高等部ではゼロですし。

で、
週末で医療機関はお休みなので
クラリスその他を飲ませて様子を見ておりました。
耐性菌の心配はあるものの溶連菌にもクラリスは使えるはずですし。

ところがどっこい
熱は39℃に張り付いたまま
目は充血して真っ赤、
透明だけれど鼻水ズルズル、
時折の咳も痰が絡まり始め、
食欲もすっかり失せて水分をとるのがやっと。

解熱剤で38℃台に下がった隙に
体が一息つけるので
一口二口食べさせて凌ぐものの
そうそう解熱剤も使えません。

いや~な予感におののきながら
今日病院へ連れて行くと

「一応インフルエンザの検査をしておきましょう」





そして15分後

「A型です。」




「吸入がちゃんとできれば1回で済むイナビル」
「5日続けて吸入するリレンザ」

「どちらにします?」


う~ん

3年前、リレンザはいまいち吸入できたかどうか怪しくて不安が残り、
一方、新顔のイナビルは吸入のチャンス1回で大丈夫?

逡巡しておりますと

先生が何やらピンクのおもちゃを取り出しました。

あの、確かにここは小児科ですし
娘は幼く見えますけど(中身も幼いですけど)
もう高校生ですから、何をおもちゃで釣ろうと・・・?


「これ吸ってごらん」

え?
そのおもちゃ、笛みたいですけど・・・。

吸うの?


「ピーって音が出せれば、イナビル吸入できるよ」

と言う訳で、
見事音が出せた娘はイナビルを処方していただきました。


「受け取ったらその場で吸入してくださいね
48時間以内でまだ間に合うけれど、少しでも早い方がいいから」


そこで
イナビルを手にするや否や
念のためもう一度あの第一三共謹製おもちゃで
練習させてからいざ本番。

無事吸入して帰路につきました。

病院では39℃
吸入1時間後38.4℃
吸入5時間後36.6℃!!

劇的に効きました、イナビル。




今までの苦悩が
嘘のようにすっきりした顔つきなってきて
目も澄んできて
食事も取れて

めでたし、めでたし。

のはずだったのですが、




副作用を忘れておりました!





解熱にほっとしたのもつかの間、
泣き叫びながらトイレに駆け込むこと3回。