無題 | いぬまんぢゅう。   注※食べられません

無題

あと1、2年だろうな…

とは、思っていたんだ。


だけど、


今年のクリスマスも、次のお正月も

きみと過ごせないなんて、

3か月前には想像すらしていなくて



「まだ、少しだけ時間がある」


って、思ってた。



きみはもともと鳴かなくて、

とても静かな子だったから


きみが消えてしまっても

部屋の中の「音」はさほど変わらなくて



でもやっぱり、

立ち上がったときは


追っかけ虫だったきみが、どこから飛び出てくるか

無意識に一度、位置を確認してしまうし、


浴槽の扉を開けたときは、

バスマットの上で眠り待つきみが脳裏に浮かぶよ


床に寝転がって、背中に固いものが当たったときは

「やば、つぶした!」

と思って、とっさに謝ってしまう


この癖は抜けないね(笑)

うっかり湯タンポに謝ったのはこれで何度目だろう


キュウリを切るときも

キャベツを切るときも

超高速で現れたあの姿も、足元のぬくもりも

もう感じることはできなくて


野菜を切るたびになんともいえない

寂しさにおそわれた。



今はだいぶ慣れてきたんだよ。


すこしずつ、すこしずつ、

きみのいない生活に慣れていく。


寂しいような、悲しいような

だけど、少しほっとしている自分もいて

時々色々な感情がうずまいたりもする。


きみの使ってたベッドやハウスは今もそのまま

いつもの場所に置いてあるよ。


もう少し、もう少しだけこのままで。




あ、お誕生日のケーキ

アップし忘れてたね


今度時空をねじ曲げて、ちゃんと写真掘り起こしてこなくちゃね。


頂いたメッセージのお返事も

返さなきゃ返さなきゃって思っているうちに全部消えてしまって…


返せずじまいで、申し訳ないです。