大垣祭り・中町 布袋軕 天井画(天井絵)制作〈その12〉、金泥・銀泥・天然群青 彩色~完成へ❣ | 後藤 仁(GOTO JIN)の日本画・絵本便り

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後藤仁ブログ2~絵師(日本画家・絵本画家、天井画・金唐革紙)後藤仁の日本画・絵本・展覧会便り。東京藝大日本画卒,後藤純男門下。「アジア/日本の美人画」をテーマに描く。東京藝大,東京造形大講師。金唐革紙製作技術保持。日本美術家連盟,絵本学会,日中文化交流協会会員。

「大垣祭り〔ユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財〕・中町 布袋軕(ほていやま)」(岐阜県大垣市) 
 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』 制作

 絵師(日本画家・絵本画家) 後藤 仁、后藤 仁、JIN GOTO、고토 진


 (※フェイスブック Facebook に記述した内容から、今回、純金泥・純銀泥による彩色より、天然岩群青 等による最終的な彩色、墨による描き起こしを経て、完全完成に至るまでの工程をまとめています。)

             

 12月23日~29日。約1週間で、「四つ姫」と周囲の四辺の「男の子・女の子」等の彩色を進めました。
 まず、純金箔押しを終えた後、男の子・女の子、宝相華、鳥 等の彩色を重ねました。
 次に、この間にケガした足の痛みに耐えながら、男の子・女の子、宝相華に軽いやすりがけをし、宝相華の葉・茎と松に、松葉緑青で彩色を重ねました。
 次に、「四つ姫」「周囲の文様部分」各所に、丁寧に彩色を重ねました。
「四つ姫~桜姫・蝶姫・竹姫・藤姫」の美しさは、益々、輝いてきましたね~💖 很漂亮 
 今年は、これで“仕事納め”となります。続きは来年へ〰。この後は、最終仕上げの、金泥(純金の粉)描き、墨起こし、微調整を経て、完成に向かいます。我太累了! でも、もう一息〰〰〰🥰 (^.^)/~~~

 今年は、毎年11~12月頃から起こり出す憂鬱感も少なく、コロナ禍と戦乱の厳しき世ではあるが、案外、調子が良かったのです。でも、年末近くに、足のケガから始まり、ネットでの根拠無き謂れ無き、先日は親戚のおじさん(母の兄)が亡くなったという悲しい訃報を聞き、少々、滅入ってきました〰〰。
 それでも、今年は何とか、
中国向け絵本『青蛙緑馬』(浙江少年児童出版社・小活字)が発刊できたのと、重要な絵本原画制作が幾つかあったのと、この「大垣祭り・天井画」が順調に描けている事で、充実した良い一年になったかと思います。
 私は根っからの変態絵師なのでしょうな〰。私への非難・批判は、逆に、「もっと やらねば ならないぞ」という世間からの𠮟咤激励にも聞こえます。行く手に障壁があればある程、逆に創作心が燃えてくるのです。これでは、一生、貧乏画家のままのはずですね・・・・。(@_@;)
 この数年は、中国の超美人女優:景甜(ジン・ティエン)の演技と笑顔にも大いに癒されて、今年も何とか、そこそこ楽し気に乗り切る事ができそうです~~。森羅万象に有難う
 非常感谢❣❣


 彩色を着実に進める。


 「四つ姫~桜姫」


 「四つ姫~蝶姫」


 「四つ姫~竹姫」


 「四つ姫~藤姫」


 「黒龍」の顔部分


2023年1月3日

 🌟私の故郷、風光明媚な城下町 “赤穂”で、高い知名度のある、老舗地域新聞 「赤穂民報」
 昨年、丁寧な取材をして頂いた記事が完成し、昨年末、送られてきました。
大垣祭り「天井画」(岐阜県大垣市/ユネスコ無形文化遺産)の制作の模様です。とても良い元旦巻頭記事に仕上げて頂きました。感謝感激── ぜひ、皆様、ご覧下さい。
 
赤穂民報「ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中」 (2023年01月01日)

https://www.ako-minpo.jp/news/17318.html
赤穂民報「ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中」 (2023年01月01日)〈PDFデータ〉
https://www.ako-minpo.jp/data/d00173/f17311_0.pdf#page=1

赤穂民報「大垣祭り・天井画制作」


 2023年1月6日(金)。本年の
大垣祭り「天井画」、仕事始めです~。🎊
 今日は、いよいよ、「純金泥」(じゅん きんでい/純金箔から作られる、純金の微粉末)の彩色に入ります。純金泥は、ほぼ金100%の物質なので、現在、セール期間でも、0.4gで5500円程します。最近、頓に価格が上昇していますが、古来から、プラチナ泥と並んで、最も高価な日本画用絵の具になります。
 とても貴重な物なので、大切に慎重に扱います。鼻息でも吹っ飛んでしまいかねません。金泥を始めとする、泥類(プラチナ泥、銀泥、真鍮泥 等)は“焼き付け”という特殊な溶き下ろし方をします。そうしないと金属光沢が得られないとされています。

 今回も、2回の焼き付けをして、丁寧に溶き下ろして、彩色しました。まずは、「中央の玉」の金箔の縁、次に、「四つ姫」「日輪・月輪」の周囲の金箔の縁を整えました。
『黒龍と四つ姫の図』は、さらに輝きに満ち満ちています~🌟很漂亮~🥰
 明日以降、続きを彩色していきます。乞うご期待 ─── 
❣❣


 泥(でい)類。左上から、「本金粉泥(真鍮泥・赤口)」「準金泥(真鍮泥・青口)」「純銀泥(純銀の泥)」「白金紛泥(アルミ泥)」左下へ、これは泥とは関係無いのですが参考として、「ミャンマーで購入した純金箔」、「純金泥」2袋、「ミャンマーで購入した純金箔」


 「純金泥」 0.4g 2袋 (純金泥は、ほぼ金100%の物質なので、現在、セール期間特価でも、0.4gで約5500円もします。)


 「純金泥」の外袋を開封したところ。


 「純金泥」の袋の中身。この黄金の粉が純金泥。


 磁器製の絵の具皿に、0.4g、全てを入れる。こんな微量です。


 「純金泥」彩色用の画材。
 膠水(にかわすい)、純金泥を入れた皿、保温プレート(通常は電熱器を用いる作家が多いですが、私は利便性から保温プレートを多用します。)


 「純金泥」に膠水を適量入れる。(泥類用の膠水は岩絵の具用より、やや薄めにする場合が多い。ただし、今回は岩絵の具用の通常の濃さにしました。)


 「純金泥」と膠をよく練り合わせる。中指に人差し指を添えるのが、日本画の指使いの、基本スタイルです。気が付けば自然に身に着いていた技なのですが、私の場合は、同時に下の皿も回します。


 保温プレートで温めながら、皿に「純金泥」を焼き付ける。
 他の泥はこれを1度やりますが、金泥・プラチナ泥の場合は2回やるのが望ましいとされます。こうして、ようやく金属光沢が得られるとされています。
 膠抜きの効果で、膠が弱まるのではないかとの疑念が、私も前々からあるのですが、膠が弱そうなら、最後に少量、加えると良いでしょう。


 1度目の焼き付けを終えた「純金泥」。


 一度、少量の水(または、薄めの膠水)で溶き下ろす。


 2度目の焼き付けを終えたところ。見た目には、何の変化もありません。


 少量の水で丁寧に溶き下ろす。


 少量の水で丁寧に溶き下ろす。


 一見すると、ただの濁った黄土色です。


 しばらく、金泥が下に沈むのを待つ。


 溶いた最初は、上澄みに、泥のヤニ(黒っぽい液)が混ざるので、上澄み水を捨てて、少量の水を足す。多少の手間暇がかかりますが、こうして初めて、金泥として使用できます。少し金色らしく見えてきました~。
 膠は、絵の具が乾燥している時に加えるのが基本なのですが、膠が弱いようなら、ここで少量加えるしかありません。


 「純金泥」で中央の玉を彩色する私・後藤 仁。


 「純金泥」で四つ姫の周囲を彩色する私・後藤 仁。


 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』
  「純金泥」で彩色途中・・・。


 天井画(天井絵) 『黒龍と四つ姫の図』
  「純金泥」で彩色途中・・・。(カメラのフラッシュをたいてみると)


 2023年1月10日(火)。今日は、「純金泥」(じゅん きんでい/純金箔から作られる、純金の微粉末)の彩色を進めました。「周囲の円周」の金箔の縁を整え、「四つ姫」の帯、「黒龍」の角・顔・ひげ・玉を純金泥で描写・彩色。
 夕方に近付くにつれ、何となくダルくなってきて、微熱感が増してきました・・・。体温を測ると、37.4度あるので、早めに仕事を切り上げました。(・・・この日の夜から喉が痛くなり始め、次の日からは本格的な新型コロナウイルスの症状が出ました。詳しくは、別記事にまとめています。)

    ・・・・ 😱😣🤧😷 ・・・・

 コロナの陽性反応が出て、結構しんどいので、1週間ほど制作を中断して、休養していましたが、1月17日(火)から制作を再開しました。
 「黒龍」の顔辺りや、「中央の玉」「周囲の文様」の要所要所を純金泥で彩色しました。ところが夕方頃、頭痛が始まり、ズキズキとした痛みがひどいので、仕事を中断し、痛み止め(鎮痛薬)を飲みました。
 今日、1月18日(水)。今朝、再び抗原検査をすると、「ごく弱い陽性」反応が出ましたが、体調はかなり良いので、制作を進めました。「黒龍」の顔の各パーツや「玉」を、純金泥で描き起こし、「四つ姫」の髪飾り等を「純銀泥」(じゅん ぎんでい/純銀箔から作製した、ほぼ銀100%の純銀の微粉末)で彩色しました。
 純金泥は2回、焼き付けを行いますが、純銀泥は1回で良いとされています。この手の込んだ工程により、金属泥から金属光沢が発せられるとされています。

 明日以降も、体調を見ながら、果敢に制作を進めていきます。コロナなどにかかっている場合ではありません〰〰😤。2月15日に岐阜県大垣市の「大垣祭保存会」宛てに、完成作品を輸送する事が決定したので、何が何でも、それまでに仕上げないといけません。この後、
『黒龍と四つ姫の図』の最後の描き起こし~総仕上げに向かいます。ますます、乞うご期待 ───── ❣❣


 純銀泥(じゅん ぎんでい/純銀箔から作られる、ほぼ銀100%の純銀の微粉末。現在、セール期間特価でも、2gで1250円します。)


 純金泥、純銀泥、膠水


 純金泥に膠水を加え、保温プレートで焼き付ける。
 制作は常に一人で行うのですが(これはタイマー撮影です)、あまり部屋中に、コロナウイルスが飛び散らないように、コロナ罹患中の現在、屋内では、ほぼ常にマスクを付けています。


 純銀泥に膠水を加え、絵皿上でよく練り込む。


 膠水を加えた純銀泥を、保温プレートで焼き付ける。
 作業中に、こんなに小指が立っているとは、普段、気が付きませんでした・・・😘


 絵皿に焼き付けた純銀泥。(ただし、この場合の「焼き付ける」とは一般的な日本画用語では無くて、私特有の表現だと思います。本当に焼き付けるのでは無く、ただ、熱を加えながら、乾燥させるのです。)


 水を加えて、泥を沈殿させた、純金泥・純銀泥の状態。


 濁った上澄み液を捨てて、膠水を少し加えた状態。


 純金泥で「黒龍」の顔を描き起こす私・後藤 仁。
 コロナのマスクの取り外し等で、髪の毛はぐちゃぐちゃですね〰〰。(@_@;)


 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  純金泥・純銀泥での彩色の途中・・・。


 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』
  純金泥・純銀泥での彩色の途中・・・。


 2023年1月20日(金)。この日は純金泥・純銀泥のこすり出しをしました。金泥・銀泥等は、そのままでも光沢があるのですが、さらに光らせたい場合は、メノウ棒・ガラス棒で泥の表面をこすると光沢が強烈に増します。その光沢具合は、表現目的に応じて使い分けます。
 次に「黒龍」の周囲の「紫雲」に、雲母(きら)系の光沢感のある絵の具で彩色を重ねました。

 23日(月)~27日(金)の1週間は、絵画教室等の他の用事が無いので、絶好の進め時です~。
 まず、周囲の文様の「男の子・女の子」を墨の細密描写で仕上げていきました。なかなか良い表情が描けました~💑
 次に、「四つ姫」「周囲の文様部分」の宝相華 等に、純金泥・純銀泥で彩色を加えました。
 次に、
「四つ姫~竹姫・藤姫・蝶姫・桜姫」「男の子・女の子」に墨による最終仕上げの超微細な描写を行いました。この墨による最終描き起こしは、極めて神経を使い、強度の疲労を伴い、非常に過酷な作画になります〰。しかし、この最終作業いかんで、絵は良くも悪くもなるので、その精神的重圧は半端ないのです〰〰。(@_@)丿 とても くたびれたね〰 我太累了〰〰😵‍💫
 本日は、「四つ姫」の墨描き完了後、目元・唇・髪の毛 等に微細な彩色を重ねて、これで「四つ姫」は、ほぼ完成に近づきました。その昔、大垣城に住まわれていた、とてもとても美しい姫君達ですね~💖👧 非常漂亮的公主~👸 来週以降、最終的に「黒龍」と合わせて、もう一息、微細な調整をする予定です。

 2月は、いよいよ、
『黒龍と四つ姫の図』の最後総仕上げです。最後まで一切見逃せませんよ、乞うご期待 ───── ❣❣❣


 純金泥・純銀泥をこすり出し、「紫雲」「四つ姫」「男の子・女の子」等を描く。


 「四つ姫~桜姫」


 「四つ姫~桜姫」


 「四つ姫~蝶姫」


 「四つ姫~竹姫」


 「四つ姫~藤姫」


2023年2月7日(火)。この日は、「周囲の文様」の鳥(トンビ・スズメ)と木(松・梅)の、彩色・描き起こしを完了しました。
 次に、「黒龍」「四つ姫」に、純金泥にて、微細な彩色を足しました。
 本日、8日(水)は、「黒龍」の瞳と青色ひげに、天然岩群青(特上/9番)で彩色を施し、さらに、瞳には天然岩黒(10番)で彩色し、緑色ひげに、天然松葉緑青(特上/9番)で彩色を足しました。

 この「天然岩群青(特上)」は、私が東京藝術大学 在学中に購入した、大変貴重な最上級の天然岩群青で、当時、1両目(15g)で5650円しています(現在は、もっとずっと、高いと思います)。天然群青は岩絵の具の中では最も高価なのですが、この日本画画材専門店・得応軒の「天然岩群青(特上)」は、特別に高品質で高価です。得応軒は藝大近くにある老舗の日本画画材店ですが、かつて、横山大観・菱田春草を始め、東山魁夷や平山郁夫先生等の日本画の巨匠達も足しげく通った名店です(分家した、得応軒本店が、別にあります)。この後年、各店舗に、もっと安い天然群青が出回りましたが、この時分は、安い低品質の天然群青は、ほとんど置いていませんでした・・・。
 私は昔も今も超貧乏画家ですので、後藤純男先生や平山郁夫先生のように、天然群青をふんだんに使用する芸当はできません。学生時代に購入した、この貴重な天然岩群青を、ここぞという作品の決め色の時のみに、大切に今まで用いてきました~。😉
 しかし、やはり、「天然岩群青(特上)」は新岩群青とは全く輝き・発色・深みが異なり、誠に美しい〰🤩 很漂亮〰〰💖

 ❝ 画竜点睛 ❞・・・龍の瞳を入れ、いよいよ完成間近です~❣ 明日は、龍の瞳にさらに一手間をかけて彩色を施し、完了に向かいます。
 残る仕事は、「黒龍」「四つ姫」やその他の部分への墨による最後の描き起こし、「黒龍」の瞳の仕上げ、そして、落款を入れて完成と成ります。明日か明後日には、
『黒龍と四つ姫の図』完全完成の予定です~🥰 乞うご期待 ───── ❣❣❣


 「天然岩群青(特上)」(得応軒)12番、9番 

  1両目(15g)5650円 (1990年頃の価格)

 「天然岩群青(特上)」(得応軒)9番

  1両目(15g)5650円 (1990年頃の価格)

 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。


 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。


 天然岩群青(特上)で「黒龍」の瞳を描く。


 天然岩群青(特上)で「黒龍」の青ひげを描く。


 天然岩群青(特上)で「黒龍」の青ひげを描く。


 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。


 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。


 天然岩黒で「黒龍」の瞳を描く。


 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』 完成間近


 大垣祭り・中町 布袋軕(ほていやま) 天井画 『黒龍と四つ姫の図』 完成間近



 2023年2月9日(木)。本日、「黒龍」「四つ姫」を中心に、墨による最終的な描き起こしをしました。
 最後に、「黒龍」の眼(瞳)を天然岩群青(特上/9番)と純金泥で仕上げました。❝ 画竜点睛 ❞ ─── 
 まさに、「黒龍」が生命力を持ったかのように、生き生きと躍動し出しました~~🐉
 画面四辺に吉祥言葉を墨書し、作品名と落款を入れて、作品裏にも、吉祥言葉と落款を入れて、完了です〰〰。🤣 

 2021年7月12日(月)小下図から始まった、
「大垣祭り・天井画」制作も、578日(約1年7ヶ月)をかけて、ようやく完全完成となりました。明日、再度、詳細に細部まで再確認し、問題が無ければ、作品撮影をして、2月15日に大垣へと送付する事になります。

 芸術(ART)職人技(craftsmanship)~ アルチスト(artiste)アルチザン(artisan)の融合が、私の理想とする制作スタイルです。我ながら、なかなか凄い作品が出来ました~~。
ヽ(^o^)丿
 完成作品の詳細な画像(サイズは小さなものになりますが)は、後日、公開いたします。乞うご期待 ──── ❣🥰


 🌟
完成 ─── ❣❣ 作品の裏面にも、吉祥言葉と落款を入れる。