2024/02/10(土)は花組『アルカンシェル』初日。

 

柚香光&星風まどかトップコンビ退団公演の初日。

楽しみなような、永遠に来てほしくないような…。

複雑な初日でした。

 

 

★開演アナウンス

 

柚香光ファイナル開演アナウンス。

とても優しく語りかける、れいちゃん。

この開演アナウンス、録音したい。

 

この時点で、グッと来ました。

ううう、れいちゃんを引き留めたい…!

 

 

★客席おり

 

アルカンシェルで客席降りはありません。

それどころか、銀橋と客席の間にある小さな階段すら、今回はない…みたい?

(私は2階席ゆえ、客席設置の階段は記憶あやふや)

 

1階どころか、2階にも生徒を派遣した谷貴矢(RRR)、三井聡(G.O.A.T)とは対照的。

 

どちらが良いとか、悪いとかじゃなくてね。

あっても良いし、なくても良いと思います。

 

客席降りは盛り上がる反面、観客間に「不公平感」が生じる恐れもあります。

 

まだまだ新型コロナやインフルエンザの感染リスクもあるしね。

 

…それに、客席降りでタッチし始めたら、れいちゃん凄いから。

サービス満点すぎて、舞台に戻って来ないかも?!

 

…なんて、半分ガチ本気です。

総じてジェンヌさんは優しい人が多いですね。

れいちゃんのファンサは限界突破めざしてる気がします。

(その話を始めたらズレちゃうので、機会があればまた)

 

 

★アドリブ?

 

物語終盤、カトリーヌ(星風まどか)がマルセル(柚香光)に駆け寄って抱き合う場面があります。

 

その時、マルセル柚香が、カトリーヌ星風を抱き上げ、グルグル回転。

 

カトリーヌ星風、されるがままブンブン旋回。

この時、まどちは一瞬、瞠目。

戸惑いつつ、嬉しそう。

 

これは…どこかで見たぞ?

そうだ、『元禄バロックロック』初日ラストやん。

 

クロノスケ柚香が、キラ星風を抱き上げ、ブンブン振り回してたっけ。

まどちは一瞬目を瞠り、戸惑いつつ嬉しそうだったなぁ。

(星風さんの戸惑いようから、アドリブと判断した記憶)

 

…って、今回もアドリブだったのかな?!

れいちゃんったら、愛が止まらないんだから。

 

 

★笑いどころ

 

マルセル柚香とカトリーヌ星風。

二人は同じミュージックホール『アルカンシェル』に所属。

 

ドイツ軍侵攻により、パリ制圧。

アルカンシェルのユダヤ系演出家が亡命。

看板歌手・カトリーヌ星風が演出を、天才ダンサー・マルセル柚香が振付を、それぞれ任される事に。

 

最初は対立しがちな二人でしたが、マルセルがカトリーヌの窮地を救った事で一気に接近。

握手するマルセルとカトリーヌ

 

カトリーヌ「思ったより温かい手ね」

 

柚香マルセル、己の胸を叩き、

マルセル「これでも、中は熱いんだぜ」

 

カトリーヌ星風、キョトンとマルセルを見た一瞬後、

カトリーヌ「あちちちち!」

 

握っていた手を離し、握手してた右手をブンブン。

カトリーヌ「あちっ、あちっ!」

 

今度はマルセル柚香、キョトン。

右手を火傷したかの勢いで熱がるカトリーヌ星風を見つめます。

 

まどちが熱がるたび、客席から笑いが起こりました。

 

 

★専科さん、副組長を紹介

 

カーテンコールは、美風舞良組長のご挨拶から。

 

美風「専科から一樹千尋さん、輝月ゆうまさんにご出演いただきました」

 

一樹さん、ぴょこっと身を乗り出し、お辞儀。

可愛いペペおじさんの風情♡

 

まゆぽんは、ゆったりお辞儀。

なんか花組に馴染んでる?

TOP HAT(2022春)にも登板したものね。

 

美風「改めてご紹介します。正式に花組副組長となりました、紫門ゆりやです」

 

ゆりさん、にこやかにお辞儀。

隣には、まゆぽん。

 

…そうか、そうだ、この並びは月組の再現。

しっくり空間は、ゆりまゆの並びから生み出されてたのね。

 

それ以前に本編の芝居の中で、ゆりさんもまゆぽんも花組に溶け込んでる感がありましたが。

 

 

★日本のレビュー誕生は花組

 

トップスター挨拶で、改めて専科2名を紹介し、謝意をのべるれいちゃん。

 

一樹さん、今回もぴょこっと身を乗り出してからお辞儀。

コメディアン(ペペ)の役に徹してますね。

 

輝月さんは同期。

千秋楽の「同期のお花渡し」は、お稽古期間の月城かなと or 専科の水美舞斗?…と思ってましたが、まゆぽんがいました。

 

退団公演に同期がいると、心強いだろうなぁ。

れいちゃん、良かったね…!

 

ただ、れいちゃん自身は「退団」については触れず。

「いつもの公演の初日挨拶」でした。

 

「ご観劇ありがとうございます」

「皆様にお会いできて、無事に初日を迎えられて嬉しい」

 

「まさに劇場が舞台」と嬉しそうでした。

 

物語と、現実の自分たちが「重なるところもある」と。

そうでしょうなぁ…!

 

「レビューという言葉が日本で最初に使われたのは、1927年、ここ、宝塚大劇場で」

 

「宝塚少女歌劇団の花組で『モン巴里』が上演された時」

 

「ラインダンスを始めたのも、『モン巴里』から」

 

宝塚歌劇団の花組が、日本のレビューが生まれたんですね。

れいちゃん、誇らしげでした。

 

 

笑いのツボ

 

「ここで笑いが起こるのか、と」

 

ちょっと意外だったらしい、柚香さん。

前述した、あちちシーンが浮かんだよ。

(だから、前もって書いておいたよ)

 

まどち、コメディエンヌの才能あるからなぁ。

鴛鴦歌合戦の「ちぇっ」は、まどちのセンス爆発。

 

元禄バロックロックの「ヨシヤス~?(地獄低音)」のツナヨシ様(音くり寿)と双璧。

 

100期花娘のコメディパワー、改めてスゴイっす。

 

バロクロから2年が経過。

ツナヨシ様(音)も、コウヅケノスケ(水美舞斗)も、ヨシヤス(優波慧)もいないのね。
マイティは組替で、退団ではないけれど。

 

クロノスケ(柚香光)とキラ(星風まどか)もラストラン。

 

宝塚は時の流れが速い。

速すぎる。

 

 

★お大事に

 

「全員で舞台に立てませんでしたが…」

 

と、休演者を気遣う面も。

峰果とわ君、全日程休演とのこと。

お怪我でしょうか…(推測)

どうか無理せず、しっかり治してから戻ってきて下さい。

 

「千秋楽までよろしくお願い致します」

 

花組ポーズはなし。

千秋楽にこだわらず、しようよ花組ポーズ。

 

本作も願掛けをしてるのかな。

 

コロナ禍で、公演中止に悩まされてきたトップ期間。

お披露目公演『はいからさんが通る』初日から、願掛け発言があったものね。

 

無事に千秋楽を迎えられますように。

でも、千秋楽を迎えるって事は、退団するって事で…。

単純にめでたいと喜べぬジレンマが…!

 

柚香さんはじめ、花組の皆さんが健やかでありますように。

峰果さんのお身体が順調に回復されますように。

 

 

▽感想 つづきます

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