俳優・山本太郎が脱原発を訴えてデモを行い、ドラマを干された。そして事務所も辞めた。ボクは彼のファンではない。でも、このニュースが気になった。日本は、信条の自由とか思想の自由を認めているはずなのに、こうして干されてしまった。そりゃー、報道だって正義の味方じゃないし、中立中正じゃない。スポンサの顔色は伺うし、視聴者とか言う正体不明の存在に怯えるし、視聴率というわけの分からない数字だけが一人歩きする。でも、少なくともボクは、この日本が信条の自由、思想の自由を認めている国だと信じていたかったんだけどなぁ。どうも、日本国憲法は、そううまくは機能していないらしい。

もちろん、ね。山本太郎は普段から方正品行な人物じゃない。いろいろとトラブルを起こしているから、この一件だけで全部が語れるわけじゃないのかもしれない。でも、それでも、この一件はボクたちに考える機会を与えている。警告を鳴らしている。と思う。