フェイク 第1284号 (発行=12.03.29)


新潟地裁、顕正会の請求を棄却
浅井昭衛一派の悪質な暴力体質を糾弾 ㊤
首を絞めた暴行会員の逮捕は妥当



 邪教の顕正会(本部・さいたま市、会長は浅井昭衛)が新潟で裁判に敗北した。新潟日報によると、宗教法人「顕正会」から脱会しようとした男性にケガを負わせた傷害の疑いで新潟県警に逮捕されたのは不当だとして、逮捕された長岡市の元少年(当時十八歳)と顕正会が新潟県に計一千万円の損害賠償を求めていた訴訟で、新潟地裁(草野真人裁判官)は二十七日、原告の請求を棄却した。

 判決では、男性への暴行は脱会をめぐるトラブルではないとする原告の主張を認めず、逮捕や捜索も不当ではないとした。

 新潟日報では事件の詳細を報じていないが、この顕正会員による障害事件とは平成二十一年一月二十日、長岡市の十八歳の専門学校生の顕正会員が傷害容疑で新潟県警に逮捕され、同会の会館などが家宅捜索を受けた事件を指すと思われる。

 未成年のこの男性会員は同二十年十二月十六日午後、新潟市中央区米山の路上で、同市東区の男性(二十歳)の首を絞めるなどしてケガを負わせた。二十歳の男性は、入会はしたものの、顕正会が邪教と気付いて退会の意向を伝えたところ暴行を加えられたのである。

 最近は、警察沙汰になるのを警戒して巧妙な手口で勧誘を続けているが、数年前までは浅井昭衛(写真)に扇動された顕正会員による暴力行為、障害事件、器物破損などの凶悪な犯罪が全国的に後を絶たなかった。

 新潟県警によると、この未成年だった男性会員が逮捕された平成二十年だけでも顕正会を巡る勧誘、退会に関するトラブルの相談が同県警に約二百件も寄せられ、県内の高校生や知的障害者などに強引な勧誘を繰り返し、学校側や障害者施設とトラブルを続発させていたという。新潟市内にある障害者施設の関係者の話では、顕正会員による知的障害者への勧誘は平成十六年頃から激しくなっていたとのことである。

 また、駅周辺や繁華街では女性会員が通行人などに声を掛け、顕正会への勧誘という目的を告げず言葉巧みに会館に連れ込み、入会させるケースも多かったようである。悩める人を救う宗教の役割を捨て、甘言を弄して入会させ、その頭数を競わせるという悪質な手口を使うのが顕正会である。

 特に、平成二十年には新潟市中央区の障害福祉サービス施設の利用者の会員を介して、同施設を利用する知的障害者全員が入会させられ、利用者の家族からの苦情で、施設を閉鎖せざるを得ない事態にまで追い込まれたこともあったという。目的の為には手段を選ばない露骨さである。

 顕正会本部は「知的障害者らをターゲットにした勧誘はしていない。本人の同意を得て入会してもらっている」といい加減な説明を繰り返し、当時十八歳だった男性会員の逮捕も「事実無根で不当逮捕だ」と居直っていた。厚顔無恥にも新潟県に損害賠償を求めて訴訟を起こしてはみたが、敗訴したうえ、邪な教団の実態を白日の下に晒すことになった。こんな教団を看過してはならない。
(つづく)





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