フェイク 第1295号 (発行=12.05.17)


観光地化が一段と進む日顕宗
下之坊がウォークラリーのゴール地点に
登山者は減少、目立つツアー参加者





 日顕宗の大石寺は登山者が減少の一途を辿っている反面、桜花の季節には花見の観光地になり、また、各種ツアーのコースにもなるなど観光地化が進んでいる。それに加えて今月十五日には大石寺の近くにある下之坊が浅間神社を出発点とするウォークラリーのゴール地点に指定され、下之坊の駐車場には大型観光バスが十台ほど並んでいた。

 日顕宗の寺がゴールになった関係からか、この日は雨。それでも午前九時からウォークラリーの参加者を乗せた大型バスが次々と浅間神社に到着(左の写真の上段)した。

 このウォークラリーは月に一度、一年間かけて富士山を一周するという企画とのことだ。

 下之坊には「GOAL」の看板(左の写真の中段)が置かれ、役員用のテントも張ってあった。ここがゴール地点に決まったのは藤の花が美しいから、という理由だった。

 確かに、下之坊の境内には藤棚が張り巡らされており、「四月下旬から五月にかけて見ごろを迎え、天候に恵まれると藤棚の花越しに富士山が眺望できる」というのが謳い文句になっている。その景観を楽しみに、東京や横浜などからの参加者も多くいたようだが、雨坊主日顕に祟られ、悪天候に見舞われてしまったのは気の毒であった。

 参加者は皆、レインコートを着て、浅間神社から下之坊までの約十四キロの道のりを歩き続けた。只管、下之坊の境内に咲き乱れているであろう藤の花を思い描きながら歩を運んだが、残念なことに、花は殆どが散り、残っていた花も、この日の雨で落ちてしまっていた(左の写真の下段)。

 最近では浅間神社を中心に北山本門寺、白糸の滝、田貫湖などを歩いて回るウォークラリーに人気が集まり、大石寺もコースになっているため、ツアー客が目立つ(右下の写真)。登山者ではないが、宗門は「ツアー客も山の賑い」と喜んでいるようだ。下種結縁も心がけず、京都や鎌倉の寺と同様、観光地として延命を図るつもりらしい。



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