前回のブログで、中学受験について、自分の経験も踏まえて考える弊害について書きましたが、少し書き忘れたこともあるので、補足で書きたいと思います。


一応、誤解されずに申しておくと、私は、中学受験について完全に否定する立場ではありません。

実際に、次あたりにでも、自分が考えるメリットについても書きたいと思っていますが、まずはデメリットについて書き始めたので、取りあえず思うことだけ述べたい次第です。


中学受験ぐらいだと、本人の意志より明らかに親の意志で行うことが多いでしょうから、親のやり方によっては、そのとき勉強を強制されたことがトラウマになって、その後、勉強をするのが嫌になってしまうおそれがあります。


それと、自分がその当時感じていたことですが、レベルの高い塾になる程、傲慢と言うか自己主張が強いと言うか、そういう感じの子が多かった気がします。

これを、自分の意見があって良いことだなんて言う方もいらっしゃるのでしょうが、そういう方に限って、もし同じことを普通の子がやっていたら怒りだすと思われます。つまり、それは勉強ができる子に対するコンプであって、学校で会ってる普通の子達が協調的で、塾の子が我が強いのであれば、少なくとも人間的には、普通の子達に軍配を上げるべきです。


そのことで、入った中学でも嫌な経験がありました。

自分が行っていた公立小学校は、知的障害を持つ子達の特殊学級も設けられており、そういう子達への差別的な言動には、かなり厳しかったです。

しかし、入った中学では、付属の小学校から内部進学した子が殆どなので、そう言う教育が疎かだったようです。たまたま、電車などで、そういう知的な障害を持つ子を見つけると、シ○ちゃん(差別的表現になるので一部伏字)が乗ってたなどと馬鹿にしていたりして、唖然としたことがあります。

また、(いわゆる「天然」と呼ばれるような)少し行動に抜けてる子がいると、上記の表現をして、からかわれたりして、何てモラルの無い連中なんだと感じた記憶があります。


その他にも、このブログを書いている時点では思い出せないだけで、弊害はあるようにも思いますが、別に恨み節を暴露する意図で、これを書いているわけではないので、この辺にしておきます。


なお、これは、たまたま自分が、中学受験で、8割以上が付属の小学校から内部進学するような学校、しかもその高校には3割しか進めず一貫校では無いところだったゆえに、感じることも有り得、皆が中学から入り中高一貫の学校だったとしたら、また違うように感じていたであろうことは申し添えておきます。