先程チラッと同業者のブログ村のランキングを見たら、4位になっておりました。

6年前に、毎日のように更新をしていた頃ですら、7位が最高だったと記憶しているので、驚きでした。

もっとも、ブログを書いている同業の方の数は以前と変わらないと思われ、単にブログ村に参加している同業の方が減ったにすぎないと推測しています。

 

さて、本題。

人の悪口は言うべきでないとは、誰もが言うことです。

それに関連し、この間ラジオであるコメンテーターが話してました。曰く、優秀な人は決して悪口を言わないと。

そこまでは、ありきたりとは言え、異存はないことなので特に何とも思わなかったのですが、その理由に少し違和感を覚えました。

悪口を、どこで誰か聞いているのかわからないので、言わないということでした。

 

もちろん、悪口を言わない理由として、それもあるでしょう。しかし、それよりも、自分が言われて嫌なことをすべきでないとか、そう言った道義的な理由が本来でしょう。そんな戦術的な理由だけで悪口を言わないのなら、むしろ言う方が人間らしくていいぐらいです。

 

誰でもそうでしょうが、私も悪口は基本的には好きでありません。特に女性陣に多い傾向があると思っているのですが、他人のあることないことを話して、その人に全く違うイメージを作ってしまうのは、本当に見苦しくて嫌いです。あと、直接本人に文句を言える(し実際に言っている)ような、自分より立場が弱い人への悪口を聞くのも、あまり好きではありません。

 

しかし、狭義には批判とも表現すべきような悪口は、ガス抜きとしてやむを得ないと思っています。

もちろん、その内容が誇張ではなく、事実であることは必要でしょうが。

 

陰で話すのは卑怯だ、言いたいことがあったら本人に言えとは、よく聞く話ですが、相手によっては角が立つおそれもあり、酷い場合には居場所を失うことだってあり得、できれば争いは避けたいと言うのが本心だと思います。

それに、見受ける限りでは、一般的に、面と向かって文句を言うのは、立場的に明らかに言う側が有利にあり反撃されるおそれが無い場合か、余程腹に据えかねている場合のどちらかのように感じます。

そうなると、言われた方も、やっていることに悪気が無いのであれば、直接言われたということは、余程舐められているか、最後通牒を突き付けられているように捉えかねません。

 

そうであるならば、該当者の否定的な印象を誰かと共有しておき有事に備えると言うのは、身を守るために許容されるべきです。

それに、悪口とまで行かずとも、本人の前より本人のいない場所での方が、肯定的でない評価が増えるのは一般的なことだと思います。

また、明らかに問題のある経営者なり上司なりがいる場合に、全く批判が出ないことの方が気持ち悪いと思います。

 

一方で、比較的高い立場にいる方で多いのですが、失礼な言動が多い割に、悪口はあまり言わない人を見掛けます。

しかし、こういう人達は、普段、傍若無人な振る舞いができてストレスが無いか、逆に悪口を言ってしまったら、言われた人の立場がなくなるので、言わないことが当然の方達だと思います。

 

要は、悪口を言われている本人に実害がなく、言っている側もガス抜きになっている範囲であれば、建設的とまでは言えないかも知れませんが、必要悪として決して否定すべきではないと思います。