阿部泰山全集21巻の事例から

 

原典は戦前の文体なので読みやすいように改めました。

なおかつ間違いがあるので訂正です。この本を持っている方はここでつまずいているのでは?

 

昭和3年8月4日午後9時半亥刻

 

              月将

天盤 巳辰卯寅丑子亥戌酉申未午

地盤 戌酉申未午巳辰卯寅丑子亥

 

四三二一

寅未未子

未子子丙

   (巳)

 

剋の関係は

四三二一

寅未未子

↓↓↓↓

未子子丙

   (巳)

 

4課全て剋の関係です。

 

第1課 巳の地盤より子までの”剋される”を数える

    巳午は剋す。未と寄宮己から土剋水でカウント2、申酉は生じる。戌は土剋水でカウント、亥子は生じる。

    子は三か所である。

 

第2・3課 未 子丑は剋なし。寅卯辰(乙)と3位から剋 その後は未まで剋されない。※原典4つは間違い

第4課  寅 地盤未から寅まで剋されるをカウント 申 寄宮庚 酉 戌の寄宮辛 以上の4か所から剋される。

※寄宮は別に1とカウントする。

 

第1課が巳なので子を発用として取る。

 

よって次のように丙子6局になる。※原典のはどの局にも属しないので間違いとわかる。

 

初 子

中 未

末 寅

 

寅未未子

未子子丙巳