gampとは何か、あるいはgamp.amebloとは何か?

アメブロのアクセス解析をよーく見てみると、gampあるいはgamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.orgといったところがアクセス元になっていることに気付くことがあります。

これらのアクセス元は一体どんなサイト、どんな記事でしょうか?amebloの文字が入っていることからしてアメブロ内の記事からアクセスをもらっていると考えられます。

gampの正体

gampとは実は自分の記事のAMP配信ページについている符号のようなものです。

アクセス解析で見たgampのついたアクセス元は、実は自分の書いた記事から遷移してきたことを表しています。

まだよく分からないと言われそうですね。少しづつ説明しましょう。まずAMP配信とは何か?

アメブロは自動でAMP配信

AMPとは、Googleがスマホ用にキャッシュしてくれた特別なページです。AMP-HTMLという特殊な制限の多いHTML記法で書かれたページがGoogleからAMPページと認知されます。

何故このようなことをするのか?

スマホの回線は細いことも多いものです。検索にヒットした記事をスムーズに表示するためには、あらかじめ記事の内容をキャッシュしておけばパフォーマンスが改善します。爆速表示が可能になります。

つまりAMPページとはGoogle検索、特にスマホでGoogle検索したときに表示されるページのことです。アメブロではほぼすべての記事にこのAMP用の別ページを自動で作って配信しています。これがAMP配信です。

gampを元のアメブロ記事のURLにつける

アメブロがAMP配信用に自動で作るAMPページのURLにgampがつきます。

例えば、元の記事のURLが

https://ameblo.jp/hal7pi/entry-12377140139.html

だとしましょう。

するとAMP配信用のURLは、

https://gamp.ameblo.jp/hal7pi/entry-12377140139.html

となります。amebloの前にgampがついていることが分かります。

この新しいURLのHTMLはAMP-HTMLという記法に沿うように改変が行われています。例えばjavascriptは使用不可です。CSSもインラインでは書けません。いろいろな制限があります。

gampページでの表示

gampページではPC用に設定したカスタムCSSは適用されません。またスマホ表示用にインラインで埋め込んだCSSも剥ぎ取られてしまいます。

アメブロではほぼすべての記事に対し自動的にgampをURLに付加したAMP配信を行っていますが、これをストップするスイッチやオプションはありません。

gampページでのCSSは出来合いのものを利用する

gampページ用のCSSはアメブロ側で既に準備してあるものがあり、AMP-HTMLの中に埋め込まれる形で適用されます。従いAMP配信用のページを自分でCSSカスタマイズすることは不可能です。(2018年6月現在)

AMP配信用のページでCSSを利用する場合はアメブロが用意しているCSSを利用してデザインを考えていくことになります。

詳しいことはアメブロのAMP用CSSカスタマイズ大実験をご参照ください。

アメブロではAMP配信は自動化されている

なおAMP配信用のページは自動的に作られますが、これをストップするオプションはありません。

gampがURLに入ったAMP配信用ページはGoogleモバイル検索の結果として表示されます。従いAMP配信を行うことによってモバイルでの検索で上位表示されるようになることが期待されます。

gampページからアクセスがあることの意味

アメブロのアクセス解析を見てgamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.orgというアクセス元からの流入があるということの意味を考えましょう。

アメブロのアクセス解析に記録が残った理由

まず誰かがある検索キーワードでモバイル端末(普通はスマホ)からGoogle検索を行ったと考えられます。そしてたまたま自分の記事が検索結果の上位の方に表示されていた。そしてそれを見て興味を持った方がアクセスをしてきたわけです。

更にそのAMP用ページからサイト内の別記事にアクセスをします。この時のアクセス元がアクセス解析結果に残ったのではないかと考えられます。

gampページからのアクセスを増やそう

gampページからアクセスがあるということはGoogleモバイル検索から流入があるということです。アクセスアップできるよう流入の可能性を高めましょう。

そのためにはまずgampページでAMPエラーを発生させないことが大切です。文法的に正しいHTMLを使うとともに禁止タグを書いたりしないよう注意が必要です。