5月13日に開催されました第22回日本不妊カウンセリング学会学術集会に参加してきましたのでレポートしたいと思います。





まずは不妊カウンセリング学会ってどんな学会かをご紹介しましょう。
学会のホームページを引用させていただくと、

不妊カウンセリング学会には、医師、看護師、助産師、保健師、胚培養士(エンブリロジスト)、心理士、薬剤師、漢方・中医薬局、鍼灸師などの他、一般社会人や不妊治療当事者・経験者など、実に様々の職種や立場の方が参加されている、実に幅広い会員層が特徴の学会です。

 

日本全国に存在する多職種の様々な立場の会員が、不妊カップルを支えるために手をつないで、心に響くケアを提供したい、そんな目的からネットワークを作り、そして切磋琢磨しながら活動しています。

不妊カップルを支えるのは、もちろん医師や看護師だけでは不可能です。

 

胚培養士も薬剤師も、そしてカップルがちょっと訪れる薬局や鍼灸師も、保健師も、そして不妊当事者も不妊カップルを支えることができます。

 

いろいろな職種の会員が、いろいろな場で支えるからこそ、不妊カップルへの手厚いケアが可能になります。

 

さらに、会員から広がる不妊や妊娠に関する正しい知識の普及が、不妊カップルにとって悔いのない選択の助けにもなるでしょう。

 

この学会はそうした目的のもと、毎年1回の学術集会や不妊カウンセラーや体外受精コーディネーターの養成、認定などが行われています。

英ウィメンズクリニックにもこの学会が認定する、不妊カウンセラーや体外受精コーディネーターの資格を取得したスタッフが多数所属しています。


今回私が参加してきたのは、年1回行われている学術集会です。


基本的には毎年行われる学術集会ですが、COVID-19の影響で4年振りの現地開催となりました!!


今大会の大会長はリプロダクションクリニック大阪の胚培養士、水田真平先生で、テーマは「変わりゆくARTに‘いま’求められること」ということで、胚培養士の目線から、保険診療も始まりまさに変わりゆくART(生殖補助医療)に関するさまざまな情報やトピックを講演いただけるプログラムとなっていました。

ARTにおける胚培養士の役割やこれからについて、さらに必要な情報を的確に伝えるというサブテーマでいろいろお話がありました。

その中で、昨年秋ごろから連載の始まったコミック「胚培養士ミズイロ」の作者おかざき真理さんの講演を少しご紹介します音符


漫画家になられる前はもともと大手広告代理店でCM作りをされていたそうです。

15秒のCMを作成するために2年くらいかけて取材や準備をされるとのこと。

 

胚培養士の漫画の企画の話があった際にはぜひ描きたい、自分が読んでみたいという思いだったそうです。
そのために、CM制作で培った取材力を駆使して、その中でご自身が驚いたこと、伝えたいと思ったことをテーマにされているとのこと。


目指しているのは、治療中の患者さんの周りの方が読んで不妊治療について知ることができるような漫画で、もちろん治療中の方が読まれてもいろいろな思いが感じられる漫画になるように頑張っていらっしゃるそうです。


僕自身も何話か読ませていただいていますが、まさにそのような作品になっている気がしました。
すでに単行本も出ているみたいですよお願い

もしかして、モデルは大会長!?

 




そして、一般演題では、当院の藤井美喜看護師・助産師が、患者さまの葉酸に関する知識状況についての調査結果を発表いたしました。


 


今回は会場の東京一ツ橋までの日帰り弾丸参加となり時間的に厳しかったですが、
学術集会の参加を通して、この学会の特色でもある、さまざまな職種のチームワークで個々の患者さまに最善の治療やサポートができるよう、ぜひ活かしていきたいと思いますウインク

 

 

文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英

 

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