当院の江夏徳寿医師が執筆し、
Reproductive Medicine and Biology誌に掲載された論文
「A novel system based on artificial intelligence for predicting blastocyst viability and visualizing the explanation」
「人工知能に基づいた胚盤胞の妊娠率の予測および、その説明を視覚化する新しいシステム」
が2022年1月~2023年12月の2年間で最も多く引用された論文として
Top Cited Article 2022-2023で表彰されました。
以下江夏徳寿医師のコメントをご紹介します。
この度、Reproductive Medicine and Biology誌よりTop Cited Ariticle 2022-2023として表彰いただきました。
大変名誉なことで、我々の研究が世界の注目を集めているという点で嬉しく思っております。
本論文はオープンアクセスですので、以下のリンクよりダウンロードできます。
A novel system based on artificial intelligence for predicting blastocyst viability and visualizing the explanation - Enatsu - 2022 - Reproductive Medicine and Biology - Wiley Online Library
内容としては、匿名化した胚盤胞の画像と臨床データをAIにディープラーニングさせ、胚盤胞の見た目と臨床データをインプットすることにより、それぞれの胚盤胞の妊娠率を予測するシステムとなります。
現在顔認証や指紋認証など、画像認識においてはAIの方が人間より正確に判別できるようになりました。
この特性を利用することによって、胚盤胞の妊娠率予測を向上させ、最終的には胚生検を行わなくても着床前診断が出来る様になることを目指しております。
本研究は神戸市の研究助成金を得て、ネクスジェン株式会社との共同研究によって開発したシステムで、今後の臨床応用が期待される技術です。
当院は今後も、生殖医療の発展のために質の高い研究を行い、世界中の研究者と切磋琢磨することによって、質の高い治療を皆様に届けられるよう尽力していきたいと思っております。
研究開発センター部長、英メンズクリニック院長 江夏徳寿
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