アンギオと呼ばれる血管造影検査があります
(英語ではAngiography''アンジオ"読みね)
術前にきちんとどんな検査でどんなリスクが
あってって説明もされて同意書にサインもして
るんです。
でもそこでどうしても抜けてしまうのが
術後のこと
うちに来るケースはVascular(血管外科)なので
多くの場合が下肢血管のつまりがあってそれを
解消するための検査と治療。
(あ、メインはそれと腎臓と泌尿器科だけど
その他のいろんな患者さんも受けてます)
そしてその穿刺部位は鼠径部(脚の付け根)で
下肢に何らかの創傷がある場合が多い。
だからその2ヶ所の観察と、下肢の血流などの
チェックが大切なので数時間おきに観察して
あとはベッド上安静を守ってもらうことが
大切。
特に術後4時間は絶対に頭も挙上しちゃいけな
いという指示があって、オーストラリア人って
まず平らに寝られない人が多すぎる
「こんなんじゃ腰が痛い」
「この体勢で水も飲めない」
と全然守ってくれない
そして4時間後からは起き上がれるんだけど
やっぱりベッド上安静指示の場合が多いので
歩けないんですよと、
それを説明すると
「トイレはどうするの?
ぇ?ここで?無理ムリ〜」
ってなる。
男性はまだしもやっぱり女性がこんなところ
じゃできないって人が多くてね
ま、分かりすぎるほど分かるんだけど
これもみんなビックリされちゃうからできたら
説明しておいて欲しいよね
他の全身麻酔のオペでも術直後はPACUという
リカバリーで2時間ほど見てくれてから病棟に
戻ってくるんだけど4時間はベッド上安静。
守らないで歩いた人で何度もトイレで意識失い
そうになって助けを呼んだケース多数
マジで迷惑なんだけど
なんで日本ではこんなこと起こらないんだろう
かと思うくらい
日本ってオペ前の術前説明とかナースがやって
たりします?
私が覚えてるのは最後働いた病棟では術前、
術後のオリエンテーションをしっかりやってた
んですよね、でも特殊病棟だったから?
今は…
全くありません