そのあとがある
大切なひとを失ったあと
もうあとはないと思ったあと
すべて終わったと知ったあとにも
終わらないそのあとがある




そのあとは一筋に
霧の中へ消えている
そのあとは限りなく
青くひろがっている




そのあとがある
世界に そして
ひとりひとりの心に









                              (谷川俊太郎「そのあと」朝日新聞3月4日より)















14時46分


さきほど黙祷を捧げたところです。







わたしと、はなこ、ひめのブログを訪問してくださっているみなさんは


わが家の家財道具が整い、元気に暮らしている様子を見て


被災地では もうかなり復興が進んでいるのだなと思っている方が少なくないと思います。


でも、もしそうであれば、どうか勘違いしないでいただきたいです。


わが家は 稀なケースです。






被災地では、まだなにもはじまっていません。


戸羽市長の言葉を借りると


「25年度には ようやく復興の「ふ」の字くらい進められるだろう」


まだこの程度なのです。


3年目にして 復興のスタートラインにようやく立ったところなのです。