昨日のつづきです


☆ 普段のお手入れ・治療方針について ☆


私は、それまで、前の皮膚科で処方されたヒルドイドローションを、エリクのお風呂上りの肌にヌリヌリ。

ステロイドも入っていないし、ただの保湿だし、と思って、顔やら手足にヌリヌリ。

このお手入れをしていると、手足のハタケも随分調子いいので。


それを今回の先生に話すと、

「もう・・。お母さん・・・・・。」

と、あきれた顔。

私は、「???」。

「人には自分でよくなろうとする力があるのに、そういうものを塗るのはよくないの。・・・・はあ。」

と先生はため息混じり。

しばしの時間責められるばかりで、どうしたらいいのか一向に教えてくれない先生に、私はちょっとイライラしてきて、

「じゃあ、どうすればいいんでしょう? このローションはやめたほうがいいんでしょうか?」

と投げかけてみる。

すると、さらにあきれ顔で、

「もう。 おかあさん。 あのね。 今まで塗っていたものを急にやめるのはよくないの」

こんな調子の先生に、「だったらどうすりゃいいんじゃ?」と、私のイライラも高まってきてしまいました。


結局先生の言いたかったことは、

「普通、皮膚科の先生はヒルドイドとか渡しちゃうんだろうけど、まずは肌にいる細菌を殺さないと。

そのためには、お風呂上りに消毒してから、抗生物質入りのこのクリーム。

それから、乾燥している部分には、自分の開発した、このローションがオススメ」

ってことでした。


皮膚科の先生の中には、自分が開発したクリームをやたら勧める方、結構いませんか?

そして、成分を聞くと、「企業秘密です」とか、「ややこしいから説明は難しいんだけど」と言いつつ、

「でもすごく安全!」と強調。


こと子供のことになると、妙に用心深く、というか、疑り深くなってしまう私は、

こんな感じでよく分からないクリームとかローションを勧める先生に対し、一気に不信感が高まってしまうタイプなのです・・・。

成分を教えてくれないのに、安全、って・・・・?


先生達は彼らなりに研究を重ね、最善と思われるものを創出しているんだ、ってことは、

頭では分かっているんですが・・・。

安全、最高、って言われても、なんだか納得できない!


本来、人間には自然治癒力が備わっている、って言う考え方には、個人的には大いに賛同します。

私も、エリクにそういう力があり、成長とともに丈夫になるって信じたいし、信じてます。

でも、その力がまだ不安定な間は、その力を妨げない程度に補ってあげたい!!


なので、短期的にせよ薬やローションに頼ってしまうわけですが・・・。


医院の隣の薬局に処方箋をもって行き、薬を出してくれた薬剤師に、思わず、

「あそこの先生は、どんな先生なんですか・・・?」

と聞いてしまいました(おいおい)


薬剤師さんは、私の気持ちを察したのか、

「先生独自のローションを塗るようにっていう指導は、皆さんにされているようです。

あそこの先生に出会ったのも何かの縁だから、しばらく先生の治療方針に沿ってみたらいかがです?」

とのこと。


先生の口調や開発ローションのお話で、ちょっと疑い深くなっていましたが、

薬剤師さんの「何かの縁」という言葉にちょっとハッとし、少し冷静になり、

「肌にいる細菌を殺して肌の状態をよくしつつ、自然治癒力を信じて治療する」

という方針には賛同できることを思い出し、少し先生の方針に従ってみることにしたのでした。




でも、自分の肌ならまだしも、

子供の肌の話になると、本当にどうしていいものやら、不安ですよね。

もし判断が誤ってしまい、結果として肌によくないことだったら、ほんとうにかわいそうだし。

これはもちろん、肌のことに限らないですけど、

子供のためにはなんでもしてあげたいけど、それをどう体現していいのか、

自分よりずっと大切な子供のことだから、なおさらすごーく悩んでしまいます。