どうも、Myosukeです。今日はちょっとマニアックな話で、低域について。
HARDCOREのみならず、クラブトラックを楽しむうえで超重要なポイントなんだけど、詳しく語る機会も無いので記事にしてみます。

 

 

まずはいつものリスニング環境で聞こえるかどうか帯域チェックをしてみてください。

30 Hz

重い!この辺はなかなか聞こえないんじゃないかな。クラブトラック的にも一番低いあたり。地鳴りがします。

40 Hz

おいしい!この辺はかなりおいしい!体に響くあたりで、最近のキックはこの辺が一番出てる気がする。しかし民生機だと難しいか。

60 Hz


このへんになると聞こえてくるかな?40からこの辺までがキック、ベースの一番気持ちいい帯域だと思っている。

100 Hz


「ボー」と聞こえると思います。テレビやiPhoneからもこのへんから聞こえるかな


いかがでしょう?60以下が聞こえたら中々ナイスな環境であると言えるでしょう。もちろんうちは20まで鳴るよ!
本来クラブトラックはクラブで聴くものなんで箱鳴りがよければ良し!って感じなんだけど、おうちでもしっかり低音を聞けるようになると作っている側としてもうれしいです。
しかし多くの民生機はそこまでの低域を鳴らすことを想定していないため、鳴る物のほうが珍しいです。再生可能帯域に5Hz~40kHzとか書いてあってもだいたい出てません。
そこでここからは、自分が色々試した結果を元に低域が楽しめる環境を紹介します!


・EQ(イコライザー)
聴きたい帯域をプレイヤー側でブーストすれば当然聞き取りやすくなります。iPhoneではEQ付きのプレイヤーが少ないのでなんともな感じですが、「Onkyo HF Player」をオススメします。60以下をブーストして、音が割れないように全体を下げてみてください。ドスドス来るはず。Spotifyのイコライザーが微妙なのがつらい。楽曲本来のバランスではなくなるためやや力技。そもそも再生されない環境でやっても意味ありませんが、ちゃんと低音が出る機器と組み合わせるとすごいことになります。

・カナル型イヤホン
カナル型(耳栓みたいなやつ)は密閉感が強く低音が聞こえやすいです。2000円代でも良質なものが沢山あり、価格的には一番お手軽と言えるでしょう。予算がもう少しある人はここで1万くらい出すのが一番コスパ良いと思います。

・ヘッドホン
ソニーXBシリーズをオススメします。現行だとXB550かな。昔から5000円代で買えるヘッドホンの中ではダントツで低音出てたので現行にも引き継がれてるはず。解像度や分離間は値段なり。ハイエンドになってくるとまた話が変わってきますがここでは割愛。

・スピーカー
近所迷惑になるので一般家庭だとあきらめた方が無難。でかい音を出さずに低音を出す方法を模索しましたが、サブウーファーなど入れても200~100くらいが出過ぎちゃっていい感じにならず。音量を出せる地下とか田舎ならそれなりの大きさのスピーカーを爆音で鳴らせば解決!

・振動版
自分はこれに行きつきました。振動で低音を体に伝えるというもの。SUBPACという製品が有名ですが、自分はアマゾンで振動版とアンプを買って椅子に仕込んでいます。スピーカー、ヘッドホンで聞き取りにくい60以下をこれで補う事で、近所迷惑にならずにクラブでの鳴りをほぼ再現できていると思います。正確には”鳴っている”とは違いますが体感はほぼ一緒です。難点としては振動で少し酔います。


ちょっとハードル高いと思いますが、先ずは電気屋でイヤホンやヘッドホンを試聴してみると良いと思います。自分もよくプレイヤーにリファレンスとなる曲やオシレーターを入れて帯域チェックしに行ってたな…

普段なんとなく聴いている音楽でも、すこし意識を変えると違った楽しみ方ができます!こだわりだすと沼るのでほどほどに!では!