新年あけましておめでとうございます!Bishamonです!

今回は振り返りの意味も込めて、2020年のIndustrial Hardcore(を中心とした)個人的ベストをご紹介したいと思います!

 

Ophidian - Who You Are (Thunderdome Music)

1曲目は年末にThunderdomeからリリースされたこちら!

去年もOphidianがリリースした曲はどれも最高でしたが、年末にThunderdomeからリリース!?しかも2曲立て続けに!?という驚きを以って締め括られた年だったなと思います。

Ophidianの幅広い作風の中でも今回はかなりメインストリームど真ん中!という感じで、ミレニアムを感じさせるブレイクが壮大な曲調!アリーナで聴きたい!

 

Neurocore - Atlantis (Love Hz)

メロディックで哀愁が漂うような作風のIndustrial/Darkcoreを主にリリースしている「Love Hz」からの2020年唯一のリリース。

NeurocoreとしてはLove Hzから出すのは5年振り。Speedcoreにも近い高BPMの曲が多い印象だったのですが、この曲は170と比較的遅め。

曲の半分にも及ぶ壮大なイントロはまるで映画の序章を見せられているかのよう。めちゃめちゃ引き込まれます。

 

Dolphin - Polyhymnia (PRSPCT)

11月末にPRSPCTよりUK Industrial Hardcoreプロデューサー「Dolphin」がリリースしたアルバムより。

この曲、BPMは210と高いのですが、キックの印象がかなり抑えめに作られており、Atmosphericな上物も相まって、最早Ambientと解釈しても差し支えない雰囲気。去年DjrumがやっていたAmbient Gabberに近い感じですね。BPM通りに踊ってもいいし、半分で踊ってもいいし、ゆらゆらしてても良いというような懐の深さがありますね。最近、こういった色んな枠を飛び越えている楽曲に惹かれます。

 

Exome - The Seer (Dark. Descent.)

Industrial/DarkcoreレーベルDark. Descent.のプロジェクト「Rōnin」の7リリース目からの1曲。

これももうハードコアというか、闇闇闇ハードエクスペリメンタルトライバルブレイクスって感じですが、長くDarkcoreをリリースし続けているDark. Descent.でも、ここまで闇方向に振っているモノはそうそうないと思います。ゴルジェとかにも近いのでは…

 

Limewax & [KRTM] - Fingers (PRSPCT)

PRSPCTよりHard Drum & Bassの鬼才Limewaxが6月にリリースしたアルバムより、ここ数年でHardcore "Techno"プロデューサーとしての地位を確固たるものにしている「[KRTM]」との合作。

ガッシガシに汚したブレイクス。めっちゃカッコ良いですね。このワルさを以ってハードコアじゃないとしたらなんと言えるのか。もっと作って欲しい。

 

Embrionyc - My Empty Life (Dark. Descent.)

こちらも非定型シリーズ。Dark. Descent.より、Embrionycの1曲。

最初から最後までバスドラ連打とスネア。後半バスドラがグリッチしてきて気味悪さが大変なことに。狂気を感じるので最高。

 

Ghost in the Machine - Zero (Perc Trax)

以前にも紹介しましたが、個人的にこれは外せないですね。Industrial TechnoレーベルPerc TraxよりGhost in the Machineがリリースしたアルバム「Breaking The Seal」からの1曲。

低音出過ぎてて極悪過ぎるのでIndustrial Technoの皮を被ったHardcoreだと思ってます。メロのカケラもない無骨さが最高。

 

Embrionyc & Cubic Nomad - Sensation of the Mind (Dark. Descent.)

上述のEmbrionycと、Industrial HardcoreからTechno、Ambientまで広く作風に取り入れるCubic Nomadによる、大ネタを使った11分強の大作。

ヘッドホンで聴きながらどこかに吹き飛ばされそうでした。あまりの壮大さと強さで、現場で聞いたら泣きながら躍り狂いそう。

 

Marc Acardipane - C.S.W.K. (Planet Phuture)

ハードコアの始祖、Doomcoreの始祖、Marc Acardipaneが発表したコンピ「The Most Famous Unknown」からの1曲。

このコンピは多方面から今熱いプロデューサーがリミキサーとして参加していてそこも素晴らしいのですが、このMarc Acardipane御大の新曲の30年前から一貫してる説得力はヤバい。

 

Adamant Scream - This Breaks My Fucking Heart

PRSPCTよりMiss Hysteria/Lucy Furrの新名義、「Adamant Scream」でのリリースからの1曲。

やっと正統派(?)なセレクトですが、ド強いビルドアップ地帯とブレイクの緩急の上手さが逸品。真っ向勝負な曲はやっぱり踊ってて楽しいですよね。

 

Lenny Dee & Malke feat APE - You Can't Stop Us

Industrial Hardcoreの老舗、Industrial StrengthよりゴッドファーザーLenny DeeとMalkeのリリースから1曲。

ギター、生ドラム、シャウトと揃ってブチ上がらないわけがない!モッシュ起こすためにあるような曲ですね!!今は難しいけれど!!

 

Detest & Tripped - Hardcore To The Penis XL (PRSPCT)

「考えるな、暴れろ」って感じ。

サイズアップして帰ってきましたね。何がとは言いませんが。ていうかこのジャケ大丈夫なの?

 

いつもより多めの紹介となりましたが、こうして振り返ってみれば2020年もヤバい曲多かったですね…色んな意味で…。

今回ご紹介した曲をSpotifyプレイリストにまとめましたので、移動中にでも聴いてみてください!

 

ざっと上げてもこれだけ面白い曲あるので、興味惹かれた方は今年からIndustrial Hardcoreを掘り始めてみるのも良いのではないでしょうか!

2021年も多くのbangerに出会えますように…!

今年もよろしくお願いします!

 

Bishamon