昨日、仕事を少し抜けて特定疾患の申請書を取りに、保健所まで行ってきました。



保健所がある場所は、主人の地元。



何度も
主人と息子と三人で
通った道を、通らなくてはいけません。



ずっと避けてたのに
すごく久しぶりに通ったのに



そうそう、こんな感じ…。

やっぱり
鮮明に、昨日のことのように
その時の光景が浮かびました。



保健所に着いて
説明を聞いていても、
どこか上の空。



だいちゃんも、ここに来てたんだな…って考えると
今の現実が、信じられなくなったりしました。




帰り道。
行きと同じ道を避けようと思ったけど
ここは主人の地元。
知ってる道は、主人と通った道…。

思い出のある道を
ゆっくり走りたい気持ちと、早く通り過ぎたい気持ちでいました。



やっぱり、行きと同じ感覚。



主人が運転して
私が主人の後ろの座席。私の横には息子がいる。


いつもの光景が頭をよぎります。


たまには
助手席に座りたいと、主人に言うと


かならず、息子が寂しがるからと言って
なかなか許可を貰えませんでした。

言ってみれば、まだ新婚だった私たち。
少し寂しい思いもしました。


でも、そんな指定席も、私は好きでした。



主人が運転する後ろ姿が大好きだったから。



いつも帽子を目深にかぶって
天然パーマの後ろ髪が、少しくりんとしてて

肘掛けに左肘をついて
人差し指と中指で
軽く左あごを支える。


お決まりのポーズ。


となりには息子。



このゆったりした
狭い空間、空気が大好き。



そんな幸せな時間を思い出しては
ぐっとくるものを押さえていました。




両親と半同居をしているけど、
主人のことや、病気のことで
すべてをさらけ出して甘えることはできません。
元々、甘えるのが好きではないし、苦手。
あと、心配かけたくない…。
唯一甘えられる存在が主人だった。


この先、誰かの胸を借りて、泣く事なんて
絶対ない。
そう思っていました。



夜、息子と2人布団に入りながら

「ママはね、パパの役割もしなくちゃいけないから、もし、いけないことをしたら、パパの分も怒らなきゃいけないんだよ。
パパがお空に行く少し前にね、パパはママの手を三回ギュッと握ったの。
パパはね、ママに○○を頼むよって言ったんだよ…。」



その後は続けれませんでした。



いろいろ抱えてた気持ちが
溢れ出たようで、涙がちっとも止まりません。



すると、息子が
「ママ、泣いてるの?泣かないで」

そう言って指で涙を拭き、
頭を撫でながら

ぎゅーっと抱きしめてくれました。



小さな、でも大きな息子の胸に顔を押し付けながら


あ~
あたしにも、泣ける場所があるやん。


もっと大きくなったら
こんなこともなくなるだろうから



今は
甘えさせてもらおう…。

少し恥ずかしいけど…。



そう思いました。

しばらくして私が落ち着くと
息子はいつもの様に
歌をうたったりして
あっという間に爆睡(笑)

私も、涙を溜めながら
知らない間に眠りにつきました。



翌朝
私の顔と目が
劇的に腫れていて
鏡をつい二度見してしまったのは、言うまでもありません(*_*)




泣ける場所が見つかったので

時々は利用しようと思っています(。・_・。)ノ